第1話 頭に、ボールが あたって前世を思い出すなんて テンプレすぎだろ!

あっ 知っている 天井だ。


たしか ぼくは まゆみちゃん を かばって…………



えっ 『 ぼく 』 いい年した おっさんが 『ぼく

』だ なんて ………確か 俺は 明日 休み だから

『 ネット小説 』 を 摘まみ にして ビールを 飲んでいた ことまでは 覚えて いるのだけど………


そうそう 、 感想に、 その物語のパロディー の 話しを送って 、その物語の作者様から よろこんで もらえて 、嬉しくなって いつもは 一本しか 飲まないのに 三本 飲んだんだよな。


弱いのに しょうがないなぁー


「 うっ 」


頭が痛い、二日酔いか?




なんだ この 記憶は! 俺は 俺は…………








僕は そう 思い出した!



僕の名前は『 茨城 恭介( いばらき きょうすけ )』ピカピカの 小学 一年生だ。



なに? 『 ピカピカの 一年生 』なんて 表現が ふるいって?


仕方がないだろ! 中身が 『 おっさん 』なんだから!




そうか …… 俺は 一度 死んで 転生したんだな。



どうやら 異世界転生 では ないようだけど



比較的 裕福 で かわいい 幼馴染み が いる 子供 に 生まれ変わったんだな。




幼馴染み…………あっ 真弓ちゃんは 無事か?



起きないと!





その時 部屋 の ドア が ひらいた。


「 きょうちゃん おきたぁー 」


「 おにいちゃん おきたのぉー 」



二人の 可愛い 姉妹が 部屋に 入って来た。




春姉はるねえ 冬香とうか、 真弓ちゃんは どうなった? 無事なの? 」




「 もう! きょうちゃんは まゆみちゃんは だいじょうぶだから すこしは じぶんの しんぱいを して! 」


姉の 春香姉さんが 涙を 流しながら 怒ってる。



「 とうか おにいちゃんが しんじゃたと おもって かなしかったんだよ!」


妹の冬香も涙を流しながら 、プンプンと怒ってる。



その声が聞こえたのか、 母さんが部屋に入って来た。


「 恭介 真弓ちゃんは 大丈夫だから 。

今日は、安静にして寝てなさい。

明日になったら真弓ちゃんのお家に行っても

良いからね。 」


そう言って、姉妹を連れて部屋から出ていった。



そうだな! なにを するにしても 明日からだな!


俺は ……いや 僕は 眠ることにした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る