第2話 真弓ちゃん の お家に行くことにした。

次の日


僕は、目が 覚めたので ベッドから起き出し 台所にむかった。



「あら、もう おきたの? もう少し寝てても いいのに 」


母さんが、台所で なにか つくりながら 心配そうにしている。



「 女の子を守った名誉の傷だ。 父さんが 許す もう少し、寝てても いいぞ。 」


父さんが笑いながら、僕の頭を撫でてくれた。



「 えっ 傷 」


父さん 母さんが、僕の額の方を 見た。


おもわず 額を触ろうとすると



「 まだ 傷 が かわいて いないから 触っちゃ ダメよ。 」


そう言って 母さんが 僕の方に 近づいてきた。




「「 おとうさん おかあさん おはよう 」」


春姉 と 冬香 が 起きてきた。



「 あっ おにいちゃんだ! 」



冬香が テポテポ と 近づいて来て 僕に 抱き付いた。



「 おにいちゃん おはよう (にぱぁ)」


「 とうかちゃん ずるーい ! きょうちゃん おはよう (にぱぁ)」


春姉まで 抱き付いてきた。



「 恭介が 困っているでしょう 三人とも 顔 を 洗って きなさい。」



母さんが 洗面所を 指さしながら 苦笑している




「「「 はーい 」」」



僕達は洗面所に向かった。










朝食を食べたあと僕は


「 真弓ちゃん の お家に行ってもいいかなぁ?」



そうすると、父さん と 母さんが笑いながら


「真弓ちゃん 心配してたわよ ! 恭介が 行ったら きっと よろこぶわよ。 」



「そうだな! 王子さま が 向かえに行くんだ

ついでに、お姫さまを連れてきてもいいぞ 」



母さん と 父さん が ニヤニヤ しながら からかっている。





「「 むうぅ 」」


春姉 と冬香が、むくれている



「 早く 行ってきなさい 春香と冬香は母さんが 見ているから」



「 そうだぞ! 早く お姫さま に 会いに行きなさい。」




僕は玄関の方に駆け出した。


「 父さん 母さん ありがとう 」


そい言って 扉を 閉めた。

















今 僕は 隣 の 真弓ちゃん の お家 の 前にいる。


深呼吸 して チャイム を ならした。




すこし すると 扉 が開いて


「 恭介ちゃん いらっしゃい。 昨日は 真弓を 守ってくれて ありがとうね。


真弓 ! 恭介ちゃん が 来てくれたわよ! 」



どっ どっ どっ と 音 が して 真弓ちゃん が 飛び付いて きた。



「 きょうちゃん きょうちゃん きょうちゃん 」


真弓ちゃんが なきながら 抱き付いている。


僕は 彼女の 頭 を 撫でながら


「 僕は 大丈夫だよ。 だから 泣かないで


真弓ちゃんが 笑って いるほうが 僕は すきだよ 」



そうすると 彼女は 最高の 笑顔 で


「 うん ! 」


と 笑ってくれた。

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