第227話 余波2

シオンside ******


この女絶対に殺す!


そう心に誓うが、ここは下手に出ることにする。


「1人では心細いのでリズを同行を許可してもらえないでしょうか?

 お願いします!」


深々と頭を下げる。


女上司は私が頭を下げたので機嫌を良くしたようだ。


「リズ?

 あ〜、あのケダモノ‥。

 ケダモノに名前なんて必要ないのに‥。

 まぁ、いいわ。

 クソガキとケダモノの組み合わせも面白いから(笑)

 せいぜい襲われないようにね!」


リズを馬鹿にされてキレそうになるが、ここで殺すと後々面倒なので我慢する。


ただし、私の「殺す人リスト」の上位に書き込むことにした。


もちろん殺すのは我慢したが小さな復讐を行う。


私は無詠唱で呪文を唱える。

下痢が三日三晩続くオリジナル魔法を‥。

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