第226話 余波1

 ヤマトがやらかした件はいろいろな所に影響を与えていた。


シオンside ******


「申し訳ありません。

 もう一度言って頂けますか?」


聞き間違いかと思い、真剣に聞く用意をする。


「先日調査した大岩が爆発を起こしたようなので、貴女に調査をお願いしたいのです。」


嫌味な上司が断れない事を知ってるくせにお願いしてくる。


それより、大岩が爆発!?


あの男、やりやがったなぁ!!

おとなしくしてろって言ったよな!!


こちとら奴隷落ちがバレるとマズいのに‥。


また調査団と行くのか‥。


「あっ、今回は予算もないので1人で行って下さい。」


このクソ女!!


「一応、私も女なので一人旅は厳しいかも‥。」


真面目に一人旅は厳しいのでお願いしてみる。


「プッ。」


このクソ女、笑いやがった!!


女上司は私の身体を見て吹き出してしまうのであった。

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