第215話 朝の出来事4

ウミさんの舌がゆっくり身体の下に向かう。


途中何度か止まったりして焦らしたりして、完全に主導権を奪わらている。


すでに俺を押さえつけている腕は外されているが、正直気持ちよくてそれどころではない。


「や、やめてください‥。」


何とか理性をフル動員して言葉を絞り出す。


「ふふ、可愛いですね‥。

 本当にココでやめていいのですか?

 あと少しですよ。」


顔は見えていないが、きっと妖艶な笑みを浮かべているのが推測できた。


やめてとは即答で出来なかった。


ウミさんの手が獲物を捉えていた‥。


これで理性が抑え込まれてしまう。


「ほら、コッチは正直ですよ。」


お、おい!

何で負けてるの!?

もっと頑張れ!!


自分の分身にエールをおくる。


「本当にやめる?」


ウミさんの手が激しくなる。


そして完全に理性が負けるのであった。

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