第177話 タイミング悪!
冥王さんの暴走で大岩の事をバラされる。
いや、さすがに町外れの場所だよ。
他に誰もいないよね?
俺は恐る恐る周りを見回す。
ん?
茂みに何か気配を感じる‥。
まさかね?
念の為、冥王さんに影を飛ばしてもらう。
ちなみにこの影は冥王さんが使えるスキルで影を伸ばしたり出来て、獲物を捕まえたりも出来るらしい。
「あっ、何かいた。」
冥王さんはぼそりとつぶやくと影を引き寄せていく。
俺の目の前に猫耳の獣人が影に縛られていた。
あ〜嫌な予感がする。
「今の聞きました?」
ド直球で尋ねる。
猫耳の獣人が目を逸らす。
「正直に話せ!」
冥王さんがドスの効いた声で威嚇する。
声を聞いた瞬間、猫耳獣人の毛が逆立つ。
「聞きました。」
耳がペコンと折れた獣人が正直に伝えてくる。
最悪だ!
「ちなみに冒険者の方ですか?」
頼む、YESと言ってくれ!!
「王都から派遣された調査団の先方隊の斥候をしています。」
想定できる最悪な解答を聞いて泣きそうになるのであった。
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