第165話 手合わせ1

 俺はヤマト、異世界で青魔道士をやってるんだ。


そんな俺は今、何故か手合わせをさせられてる。


あの一言がいけなかったのかなぁ‥。

今となって後悔している。


「あ〜、調査団の事でヤキモキする。

 気晴らしに身体でも動かすか。」


何の問題のない一言なのに‥。


「だったら手合わせでもしましょう。」


執事さんの圧に負けて承諾してしまった。


で、魔族領に転移して闘技場にいる。


「さぁ、あの大岩を壊した技をうって来なさい!」


執事さんがキリッとした顔で挑発してくる。


「本当に大丈夫ですか?」


怪我でもさせたら大変なのでダメ元で一応尋ねてみる。


「‥‥ふふ。

 まさか、この私がヤマト様に心配されるとは‥。

 ふふふふふ。」


何か怒らせてしまったようだ。


もう、本当に知らないからね。


『ミサイル』


執事さんに撃ち込む。


執事さんは魔法で障壁のような物を作って迎え撃つのであった。


ドッカーン!!


ミサイルが障壁にぶつかって爆発を起こす。


爆煙で見えないが執事さんは無事かな‥。


俺が心配しながら様子を見ていると爆煙が少しずつ消えていくのであった。

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