第164話 幕間 内緒話3
「調査団をどうするか‥。」
魔王が頭を悩ませる。
「調査団って何だ?」
獣王は調査団の意味がわからないようだ。
「殺そうか?」
サラッととんでもない事を言う冥王。
「困りましたね。
何もしないが正解だと思いますが‥。
万が一、ヤマト様の事がバレると厄介です。」
執事も真剣に悩んでいた。
「あっ、ヤマト以外の者がやった事にするのはどうだ?」
魔王が名案を思いついたようで声が弾んでいる。
「なるほど‥。
ただ、あの結界を破壊出来る者はいませんよ。」
執事が魔王の案を否定する。
「だったら未知の生物がやった事にすればいいのでは?
私がいろいろな生物の死体からキメラっぽい物をつくるよ。
その生物の肉片とか大岩の周りに置いとけばヤマトが疑われる事はないはず。」
冥王からの意見に獣王以外も納得したようで話し合いはお開きとなった。
冥王が良かれと思ってやった事で、かえってややこしい事になるとは知るよしもなかった。
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