第163話 幕間 内緒話2

魔王の問いに応えたのは執事であった。


「先代の魔王様を超える可能性はあります。

 もしかしたら全ての王の頂点に立つお方になるかも‥。」


執事の言葉に他のメンバーは息を呑む。


「ヤマト、カッコイイ‥。」


改めて惚れ直す冥王。


「ヨシ、もっと鍛えよう!」


ヤマトを鍛えることに闘志を燃やす獣王。


「‥‥‥。」


ヤマトの可能性を聞いて内心では嬉しさを爆発していたが表情には出さない魔王。


「ふふふ。」


不気味な笑みを浮かべる執事。


ヤマトに対する反応はさまざまであった。


「あっ、忘れてた。

 王都からの調査団どうする?」


魔王の問いかけで調査団の事を思い出す面々。


彼らの内緒話はまだまだ続くようだ。



ちなみにヤマトはその頃‥


「い、今何を飲ましたの!?

 えっ?回復薬??

 まだ続くの??」


モニカとネロに搾り取られていた。

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