第151話 ウォーターボール

「立場が逆転したな。」


盗賊が優位に立ったと思ったのか口ぶりに余裕が出てきた。


盗賊が剣で攻撃をしてくる。


身体を何箇所も斬られるが致命傷にはなってなかった。


弄ぶつもりのようだ。


最後の人間がここまでクズだと助かる。


人を殺した罪悪感が薄まりそうだ。


盗賊が楽しいのか笑っている。


「こうやって子供も殺したのか?」


思わず口に出てしまう。


「はぁ?

 なんで知ってる。

 あの時、誰も周りにいなかったが‥。」


本当だったのか?

当てずっぽだったのに‥。


あぁ〜やっぱりコイツはクズだ。

ホント助かる。


「死ねよ。ウォーターボール」


まさか盗賊のくせに魔法使えるのか!?


俺が驚いていると魔法が直撃する。


HPが少し減ったが死ぬほどの事はない。


あっ、水のおかげで目が見えるようになった。


『ウォーターボールをラーニングしました。』


いつものアナウスが聞こえる。


え?

魔法もラーニング出来るの!?

俺はその事に驚くのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る