第150話 命乞い
盗賊も残り2人になっていた。
どちらから片付けようと悩んでいると盗賊の1人が目が見えていない状態で剣を振り回す。
身体が麻痺して思うように動かせていないが歯を食いしばって無心に剣を振り回す。
さすがに近づくのはリスクが高そうだ。
悩んだ末出した結論は‥
『ファイアボール』
遠距離攻撃だ。
俺が作り出した火球は一直線に盗賊に飛んでいき、直撃する。
首は持ち帰る必要があるので下半身を狙っていた。
モンスター相手だとあまり効果のないファイアボールも人間相手だと威力があるようで直撃した盗賊はすぐに死んでしまう。
これで三人目だ。
最後の1人を殺害しようと近づくと盗賊が命乞いを始める。
「わ、悪かった。
何でもするから許してくれ!
命だけは‥。」
盗賊は泣きながら土下座をする。
今更遅いのに‥。
それでも一瞬悩んでしまう。
それが隙になるとは知らずに‥。
盗賊は土下座の状態から掴んだ土を俺に投げつける。
突然の事で反応が遅れる。
土が目に入り視界が見えなくなってしまった。
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