第107話 全力 ★

目の前のケモ耳少女が構えている。

身体からオーラが出ていて、シロートでも強そうなのがわかる。


一応逃げられないか辺りを見回すが、四方を強そうなモンスターに囲まれていて逃げられそうにない。


ここは覚悟を決めるしかなさそうだ。


とりあえず、最新のステータスを確認する。




名 前:ヤマト

種 族:人族(魔王・冥王の夫)

職 業:青魔道士

家 族:アリサ(妻)、ネロ(妻)、モニカ(妻)、レーナ(妻)

レベル:100

 HP:1200/1200

 MP:3300/3300


スキル:言語理解

    初級鑑定

    アイテムボックス

    青魔法


 魔法:ファイアボール(3)


青魔法:火炎放射(10)

    黒の衝撃(100)

    死者蘇生(500)

    吸血(5)

    レベル5デス(90)

    ちからため(10)

    すてみ(20)

    あやつる(30)

    ホワイトウインドウ(95)

    デスクロー(80)

    フラッシュ(10)

    カエルのうた(15)

    ゴブリンパンチ(0)



この間に覚えたのがゴブリンパンチで商品MPが0なんだ。


さて、どうやってこの強敵と戦う‥。

カエルのうたでカエルに変えてから踏み潰すとか出来ればいいんだけど‥。

ボスキャラには効かないだろうし‥。


よし、こうなったら今出来る事をするしかない。


「火炎放射」


わざと足元に狙い、炎の壁を作る。


次は‥


「ちからため」

「ちからため」

「ちからため」

「ちからため」


実は先日気がついたが『ちからため』は重ね掛けが出来る。

その分身体への負担が半端ない。

身体がきしむ‥。


俺は歯を食いしばって獣王に向けて走り出す。

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