第95話 号泣
執事さんの転移を使って屋敷に移動すると、そこには涙を浮かべたモニカが待っていた。
「心配したんだから‥。」
モニカが俺の飛びつくと抱きつきながら号泣してしまった。
討伐に向かって行方不明になってしまったのだ‥。モニカが号泣するのも仕方がない。
俺は号泣するモニカの頭を何度も撫でてあげるのであった。
「で!誰ですかあの人!!」
俺の胸で号泣していたモニカがいきなり顔を上げて俺の睨みつける。
いつの間にか掴んだ胸ぐらを締め上げるモニカ。
「く、苦しい。話すから手を離して!」
何とかモニカを説得して、改装された屋敷の応接室に向かった。
出来たら屋敷の中を観て回りたかったと思ってしまう。
応接室につくと執事さんが何も言わず俺を中央の一人掛けの椅子に座らせる。
「お茶を用意します。」
執事さんはニヤリと笑うと応接室から出て行ってしまう。
ちなみに執事さんは当分戻ってこなかったのである。
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