第90話 修羅場
「説明してくれ!」
魔王様の凍えそうな冷たい声が響く。
あまりの怖さに思わず唾を飲み込んでしまう。
ここで嘘偽りを言う訳にはいかないので正直にカエルの討伐から冥王と鎖で繋がった事を説明した。
俺の説明を聞いた時の3人の反応がそれぞれ違った。
「クックックッ。冥王まで娶りますか‥。」
執事さんが涙目になりながら笑いを堪えていた。
「あらあら‥。」
ネロさんは魔王様の顔見てオロオロしている。
「‥‥‥‥。」
魔王様は無言で歯軋りをしながら冥王を睨みつける。
無言なのがそれはそれで怖い。
睨まれた冥王も魔王様を睨みつける。
魔王様と冥王の圧が膨れあがる。
このまま戦闘になるかと思われたが、この沈黙をやぶる一言が放たれる。
「ヤマト様はどうされるつもりですか?」
執事さんが質問をしてくる。
「どうするとは?」
質問の意図がわからず思わず聞き返してしまう。
「面白いので、ステータスをご覧になって下さい。」
執事さんがニヤニヤ笑っている。ちょっとイラってきたが言われた通りステータスをひらく。
名 前:ヤマト
種 族:人族(魔王・冥王の夫)
職 業:青魔道士
家 族:アリサ(妻)、ネロ(妻?)、モニカ(妻)、レーナ(妻)
レベル:100
HP:1200/1200
MP:3300/3300
スキル:言語理解
初級鑑定
アイテムボックス
青魔法
魔法:ファイアボール(3)
青魔法:火炎放射(10)
黒の衝撃(100)
死者蘇生(500)
吸血(5)
レベル5デス(90)
ちからため(10)
すてみ(20)
あやつる(30)
ホワイトウインドウ(95)
デスクロー(80)
フラッシュ(10)
カエルのうた(15)
ステータスに冥王が妻になった事が記されていた。
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