第89話 コワ!
周りが真っ暗になって何も見えなくなったが、冥王が腕に抱きついているのは感触でわかっていた。
「へぇ〜奥さんいるんだ。ねぇ、どんな人?私より可愛い?どんなところが好きなの?」
耳元で囁かれてかなり怖かったです。
誤魔化すと後でさらに追い込まれことになりそうなので、ここは正直に話す事にする。
「め、冥王さんが知ってる人だよ。」
俺の言葉を聞いて冥王が抱え込む腕を持つ手に力が入る。
俺の腕がミシミシと軋みだした。
マジで痛いです!
「ねぇ、私より先に結婚したのは、どこのどいつ?」
冥王が掴む手にさらに力を込め出すとそれは急に現れた。
真っ暗闇に現れる魔法陣。
俺が行方不明になったから絶対に探していると思ったが、まさかここに乗り込んでこようとは‥。
魔法陣の点滅がおさまると、そこには執事さん、魔王様、ネロさんが立っていた。
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