第64話 冥王の影

 部屋に飛び込んで来た鎧の人間は8人にもなっていた。色が黒いだけでなく背後から立ちこめるオーラも黒くなっているので普通の人間でないのがわかる。


「魔王さま、コイツら‥。」


ネロさんの表情が険しい。


「あぁ、冥王の息が掛かっているな。」


魔王様も険しい表情になっていった。


鎧が飛び込んできた時はネロさんと魔王様がかなりの殺気を飛ばしていたが、相手の素性がわかったのか殺気がおさまっていく。


魔王様の様子がおかしいので声を掛ける。


「どうかしましたか?」


「ヤマトすまない。アイツらは冥王の軍に属しているようだ。冥王とは古くから盟約があってな‥。我々は力を貸す事が出来ない。」


魔王様が悔しそうにしている。


俺達の会話を聞いていたのかメイドの幽霊がニヤニヤしている。


「形成逆転ですね。とりあえず貴方を殺します。」


やべー、殺すまで言われちゃったよ。


向こうがやる気になってるようなのでコチラも対抗する為、現在のステータスを確認するのであった。




名 前:ヤマト

種 族:人族(魔王の夫)

職 業:青魔道士

家 族:アリサ(妻)、ネロ(妻?)、モニカ(妻)

レベル:100

 HP:1200/1200

 MP:3300/3300


スキル:言語理解

    初級鑑定

    アイテムボックス

    青魔法


 魔法:ファイアボール(3)


青魔法:火炎放射(10)

    黒の衝撃(100)

    死者蘇生(500)

    吸血(5)

    レベル5デス(90)

    ちからため(10)

    すてみ(20)

    あやつる(30)new

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