第40話 混乱1
三人で街に戻ると、日が暮れようとしていたので宿屋に泊まる事になった。
モニカが働いている宿屋である‥。
「あっヤマトさん、こんばんわ。」
モニカが俺の顔を見ると挨拶してくれる、とても良い笑顔で。
「部屋を3つ借りたいのどけど、空いてる?」
俺の言葉を聞いて、後ろの2人に気がつく。
2人とも女性だったので目から感情が消える。
あっ、これはマズイ雰囲気がする。
刺激したらダメなヤツだ。
「なぜ、部屋が3つもいる? 3人とも一つの部屋でいいだろ?」
空気が読めない魔王様が余計な一言を放つ。
ネロさんは部屋を分けられると思っていたので魔王様の一言に感激していた。
「ヤマトさん、この人達は?????」
モニカの背後に赤いオーラが見えている。
「嫁だが。」
「下僕ですが。」
2人が何故かドヤ顔で応える。
あっ、殺されるかも。
殴られる覚悟を決めていると、モニカが大声で泣き出してしまう。
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