第39話 街へ帰ろう
魔王様の同行は決定した。きっと大人しくしてくれると信じるしかない‥。
執事さんの攻撃は終わらない。
「私からの提案なのですが、街に戻ったら家を買いませんか?ずっと宿屋暮らしを続けるのも大変ですよ。」
なるほど、確かに一理あるな。
「値段が分からないので何とも言えないですね。私の手持ちで足りないかもしれませんし‥。」
「お金なら心配いりませんよ。魔王様が嫁ぐので魔王様の財産があなたの物になりますから。」
いや、それは魔王様のものだろ。
「出来れば使用人が複数雇える広い家が良いですね。もちろん使用人の教育は私がしますよ。」
それは家ではなくて屋敷では?
それと執事さんも来るつもりですか?
思わず項垂れてしまう。
「それでは魔王様とネロを宜しくお願いします。」
えっ、ネロさんも来るの?
突然のネロさんの追加に慌てていると、魔王様とネロさんが左右の腕にしがみついてくる。
その後、ネロさんの転移魔法でサンマルの街に戻るのであった。
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