ステータスを開くと驚きの結果であった。

名　前：ヤマト

種　族：人族（魔王の夫）

職　業：青魔道士

レベル：１０

　ＨＰ：１５０／１５０

　ＭＰ：３５０／３５０

スキル：言語理解

　　　　初級鑑定

　　　　アイテムボックス

　　　　青魔法

　魔法：ファイアボール（３）

青魔法：火炎放射（１０）

　　　　黒の衝撃（１００）

　　　　死者蘇生（５００）

　　　　吸血（５）

　　　　レベル５デス（９０）

「凄い！レベルが１０まで上がってる！！」

思わず大声が出てしまう。

執事さんはレベルが１０と聞いても何の表情の変化が見られなかった。

あまりはしゃぐのもアレなので冷静になる。

「レベルも上がったようですので、先程の魔法が使えるはずです。さぁ、遠慮せずにバンバン使って下さい。」

執事さんの圧が凄いので、早速使う事にする。

『レベル５デス』

俺の体から黒い霧のような物が出てきて、牢獄のモンスターに向かっていく。

すると１匹、２匹、３匹と青白い炎に包まれて、最後は燃え尽きて鎖が床に落ちていく‥。

この魔法コワ！

半端ない威力だよ。

こんな物騒な魔法を駆け出しの冒険者が持ってていいのかなぁ‥。

魔王と結婚してしまったし、密かに目標にしていた、可愛い奥さんとのラブラブなスローライフの夢が崩れていくのを感じるのであった。

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