第22話 続・青魔道士とは

「元魔王と元四天王の処遇も決まった事ですし、幾つか質問してもいいですか?」

2人の処遇は決定事項なんですね‥。もう少し仲良くなれば関係が改善されるかもしれないので、諦めずに説得しょうと思った。


「もちろん何でも聞いて下さい。」

執事さんに笑顔で答える。


「失礼とは思いましたが、身元を調べる為に『鑑定』を使わせて頂きました。その時に職業が『青魔道士』となっておりましたので、いろいろ調べましたがこの世界には該当する職業がありませんでした。もし宜しければ、『青魔道士』がどんな職業なのか教えて頂けないでしょうか?」


執事さんが好奇心旺盛な目で俺の事をじっと見ている。


特に秘密にする事でもないので話す事にした。


「『青魔道士』とは、私のいた世界の物語に出現した架空の職業です。何故この世界に来て、その職業に就いたかは不明ですが、もしかしたら物語に出ていたので憧れていたかもしれません。話が逸れましたが、『青魔道士』は『青魔法』が使える職業になります。」


「『青魔法』‥‥聞いた事ありませんね。」

執事さんが首を振り、魔王様も知らないので首を振る。


「『青魔法』は実際に見てもらったが良いかもですね。闘技場に移動しましょう。」


俺は執事さん達に『青魔法』を見せる為に闘技場に移動した。

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