第13話 ご案内
小学生ぐらいの女の子がドヤ顔で叫んできた。
「魔王城へようこそ。」
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!
やっぱり魔王城だったよ。
バカなんじゃないの??
俺、レベル1だよ!!
勝ってこないよ。
叫び終わった女の子をヴァンパイアが離れた場所に連れて行った。
「魔王様が何でここまで来るんですか!謁見の間にて、デンと構えてて下さいよ。」
「だって、待ちきれなかったから‥。来ちゃった。」
「来ちゃった。じゃないですよ!いくら可愛く言ってもダメですからね。こんな事がハンスさんにバレたら説教くらいますよ。」
「あ゛、あやつの事忘れておった。マズイのぉ‥‥。この事がバレる前に闘技場に移動しよう。ワシは先に向かうから、すぐに強者を連れてくるのじゃぞ!」
女の子の姿が急に消えた。
もしかして詠唱もなしに転移したの??
何となくだけど、あの子の正体がわかったような‥。
きっとこの城の主だよね‥。
「お待たせしました、それでは移動しましょう!」
ヴァンパイアがまた腕を掴んでくる。
待ってないし!
だから掴まないで!!
あっ、またHPが減ってるよ。
ヴァンパイアに引っ張られながら城の中にはいるのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます