第6話 いつも妄想の中で殺してる
いつも思うんだ。
今、右手に握っているナイフをお前の喉元に突きつけた状況になった時。
俺は興奮して冷や汗を流して震えている。
お前の喉に突き刺すか、掻っ切るか、ずっと妄想しては現実に戻ってお前の顔を睨む。
幸せそうな顔、爽やかに笑う口元。
ああ、お前が憎いよ。
憎くて、憎くて、ただの肉の塊にして投げつけたいくらい憎い。
友人と抱き合う腕を切り落としたら。
幸福を見つめる瞳を潰したら。
お前の内臓を踏み潰したら。
毎日妄想してはお前と笑うんだ。
いずれ現実にしてやりたいよ、本当に。
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