第42話 帰宅

エルも〔鑑定〕してみよう


種族:《神獣》フェンリル

名前:エル


体力 5561/5758

魔力 3674/3674


[火魔法]312

[氷魔法]450


称号【創造神より遣わされし神獣】【デクス・ルガツカヤの従魔】


おぉ属性魔法が使えるのか

あれ?火の方はわかるけど氷?

どういうことだろう?

ふつうは水と火の合成で発動させるはずだけど...

師匠に聞いてみるか?


「おぉデクスなんだった?」

「フェンリルの子供でした」

「神獣のフェンリルか?」

「はい」

「名前は何ですか?」

「エルだよ」

「創造神様に僕の手助けをしろといわれたそうです

多分ご褒美とはエルの事だと思います」


「ご褒美のこともわかったし帰るとするか」

「そうだ師匠エルのステータスに氷魔法ってあったんですけど

普通氷の魔法は火と水の合成ですよね」

「あ~ふつうはそうだね~

でも魔物には水や火は使えないけど

氷は使えるってのも多いんだよね~

そういうののステータスには氷魔法って書かれるみたい」

「魔物だけですか?」

「すごく稀なことだけど人間にもないわけじゃないみたいだよ~」


何気ない会話をしながら森を抜け

何気ない会話をしながら馬車で屋敷に帰った


馬車に乗る前にガル達をどうするか問題があったが

師匠に[シャドウスペース]という

空間魔法と闇魔法の合成魔法を教えてもらい

影の空間に入ってもらうことで解決した



「デクスエミラちゃんおかえり!大丈夫?けがとか無い?」

「大丈夫です」「私も大丈夫です」

帰ってきてすぐ母上がものすごい勢いで心配してきた


「おかえりなさいませデクス様、聖剣の方はどうでしたか?」

今度はティルシアが質問してきた

「あったよ 不死の聖剣っていって初代英雄が使った剣らしい」

「不死の聖剣ですか

確か持つものは何があっても死なないという伝説がある剣ですね」

「大体あってるねその伝説

ただ【英雄】の称号がないと発動しないらしいけど」


「そうなんですか

でしたらデクス様はその恩恵を受けられるんですね」

「どうだろ、まだ候補ってだけだし...」

といいながらステータスを見てみたら

【英雄候補】が消えていて【変幻の英雄】と書かれていた

さらに【不死の継承者】や【鍛冶師】【魔物使い】【神獣使い】という称号まで書かれていた

何がきっかけで獲得したんだろう

【変幻の英雄】は変幻の聖剣を作ってもらうという話の時か?

【不死の継承者】は多分不死の聖剣を手にしたときだろう

【鍛冶師】は刀作ったからかな?

【魔物使い】【神獣使い】はガル、ガロとエルを従魔にしたからか?

スキルもいくつか変わってるっぽいけど


まぁいいやとりあえず屋敷に帰ってきたし今日はゆっくり休もう

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