第41話 幼き神獣

戻ってきた

「デクス 今聖剣が光ったが大丈夫か?」

「はい問題ありません

光ったのは神様が僕を呼び出したからです」

「じゃあ神様と話してきたのか?」

僕は神様から聞いた聖剣の事をみんなに伝えた


「あっそれと神様がご褒美をあげるといってました

この辺りのどこかに配置すると」

「この子じゃないですか?」

エミラが指さす方を見てみると

白いオオカミが寝ていた


ゆっくり近づいてみる

ヴィエールシロオオカミとは違う気がする

『おはよう』

『う~ん はっ

あれどうしてここにいるんだっけ

君はだれ?』

『僕はデクスだよ』

『あっそうだ

タリアがデクスって人の力になってあげなさいって

ぼくを下界におろしたんだった』


えっタリアって確かあの女神様の名前だったよな

『君はいったい?』

『ぼくはフェンリル 神獣だよ

まだ子供だけどね』

フェンリルって北欧神話のロキの子供だっけ

『多分デクスが考えてるのは僕らの先祖だよ

今のフェンリルは種族の名前だよ

名前はエル』

『そうなんだ』


詳しく聞いてみたら昔地球で北欧神話のことは大体実際に起こっていたことらしい

大体の話はそのままだった

僕の記憶している範囲で違う部分は

・地球の神界が昔9つに分かれていたこと

・ラグナロクにてロキとその子供が生き残ったこと

・ラグナロク後の地球神がロキであること

の3つくらいだ


そしてその後、フェンリルの子孫たちは種族としてフェンリルを

名乗るようになったらしい

同様にヨルムンガンドの子孫たちも種族をヨルムンガンドにしたらしい

そしてヘルの子孫は家名にヘルを使っているらしい


今はヘル家は位の高い神で

フェンリルとヨルムンガンドは神のペットになることが多いらしい


それと今の地球神がロキの最後の子供であるということもわかった

なんか納得できるな


『で僕はタリアのペットだったんだけどデクスの手伝いをすることになったんだよ』

『そうだったんだじゃあ一応〔使役〕使うね』

『うんいいよ』


フェンリルのエルが仲間になった

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