第36話 従魔と[補助魔法]

このオオカミ、ちょっと〔鑑定〕してみるか

種族:ヴィエールシロオオカミ(幼体) オス

名前 なし

体力 5561/5758

魔力 3674/3674


称号【デクス・ルガツカヤの従魔】


称号に誰の従魔か書かれるんだ

『僕の仲間が待ってるから行こう』

『わかった』

『襲っちゃ駄目だよ?』

『わかってるよ!!』


「無事〔使役〕を使うことができました」

「おぉヴィエールシロオオカミを従魔としたか」

「そういえば僕が〔翻訳〕でオオカミと話してる時って皆には聞こえてるんですか?」

「えっと、人の言葉で聞こえましたよ」

「オオカミのほうはただの鳴き声に聞こえたな」

「〔翻訳〕ってどれくらいの人が持ってるんでしょうか」

「う~んどうだろ

時々魔物使いが従魔と話してるの見るけど

全員が翻訳も地ってわけじゃないだろうし」

話してるのは時々見るのかぁ

じゃあ問題ないか

魔物と話してる変な人って思われないならいいや

「あのデクス君、この子の名前って決めたんですか?」

「あっまだだ

うーんどうしようかな」

僕ネーミングセンスとかないしなぁ

「シロとか?」

「それは安直過ぎませんか?」


あっやっぱり?

「じゃあガル?」

「シロよりはいいですけど...」

『お前はどっちがいい?ガルかシロか』

『ガルのほうがいいかな』

「じゃあガルで」


「よしじゃあ先に進もうか」

僕らはまた聖剣があると思われる森の奥に向かい進んでいく

「そうだ従魔もできたことだし[補助魔法]教えよっか?」

「そういえばまだでしたねお願いします」

「えっとね~

まず補助する対象に自分の無属性の魔力を与えて

そこからは[強化]と同じ感じでいいかな~

魔物も人間も同じ感じでできるよ~」

「やってみます」


補助対象はガルでいいか

[俊敏補助]をかけてみよう

まず魔力を与える

こうかな

できたか?

で、[俊敏補助]っと

できたかな?


『ガルちょっと全力で走ってみて』

『うん』

一瞬で見えなくなってしまった

強くかけ過ぎたか?

一回解除しておこう

「うっわ~すっごい早くなってたね~」

「もう少し抑えめのほうががよさそうですね」


あっ戻ってきた

『すごいはやくはしれた

たのしかった』

「ガルは楽しかったそうです」

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