第6話 初礼拝の儀と神の世界

教会に着いた 馬車の中で今日の儀式について教えてもらった

今日の儀式はこのルガツカヤ領ダルソープの5歳になる子供が集まる

最初に皆で祈りその後1人ずつ神父に呼ばれて

心の中で命をいただいたことへの感謝を祈るらしい


「おっ 着いたぞ デクス」


教会にはいるたくさんの子供がいる

ここにいるということは皆、僕と同い年なのだろう


「デクス様ですな 神父のダンデと申します

これで19人... 今年の参加者は21人のはずなのであと2人ですな

もう少々お待ちください」


神父が手元の参加者リストと思われるものを見ながら言った

あの神父はだいたい60歳程だろうか

少し老いた顔立ちをしている


少ししたら2人の女の子が一緒に入ってきた

とても似ているのでたぶん双子なのだろう


「揃いましたね では始めましょう」


儀式が始まった

よくある転生物はこの儀式中に神に呼び出されたりとかあるよなぁ

と、そんなことを考えていたら視界が白く染まった


見覚えがある上も横もどこまで続いているのかわからない不思議な空間

ほんとに来ちゃった


「お久しぶりです瀧平さん いえ、今はデクスさんでしたね」

「そうですね 今度はちゃんと説明してくれるのですか?」


「はい 今回は結構時間があるので... 何から知りたいですか?」

そう聞かれても聞きたいことはたくさんあって迷うな

「では、地球神被害者賠償課についてでお願いします」

「わかりました では地球神の悪行から話しますね

あなたの前世についても触れることになりますがよろしいですか?」

「かまいません もう過去のことです」

「わかりました では話しましょう」

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