第5話 待ちわびた5歳
あれから時が過ぎ、僕は5歳になった
そして今日やっとステータスが見れるようになるんだ
どんなステータスなんだろうか
転生ボーナスとかあるかな
チート系だったら楽しくなりそうだな
「おはようございますデクス様
今日はずっと楽しみにされていた
そうだった ステータスのことばかり考えていたが今日に儀式はもともと
この世に生まれて初めて礼拝するという儀式でもあったんだ
この儀式のあとからはいつでも自由に礼拝することができるらしい
「おはよう ティルシア 早く着替えて食堂に行こう」
「すごくワクワクしてますね デクス様」
いつもよりしっかりとした正装に着替え食堂に向かった
「おはようデクス 今日はお前の初礼拝の儀だな
今日夕飯の時に家族の前でステータスを見せてくれよ」
「はい 父上わかりました」
「あとはリットが来ていないか」
「あのルーノ兄さん」
「ん? なんだい」
「ステータスってどういう感じに見えるのですか?」
「あぁそのことか [ステータス]と唱えると自分だけに見えるようになる
他の人に見せる時は[オープンステータス]というんだ
そうすると近くの人にも見えるようになる」
ルーノ兄さんが呪文を唱えた瞬間
前世のゲームで見たことがあるステータス画面が表示された
私がよくやっていたゲームのものと
そこに書いてあったステータスは大体こんな感じだった
名前 ≪ルーノ=ルガツカヤ≫
体力 19961/19961
魔力 29883/29883
筋力 51
知力 89
俊敏 67
称号【貴族次男】【秀才】【策略家】
魔法適正
[火魔法]95
[風魔法]89
[光魔法]66
スキル
〔魔法制御〕7〔剣術〕5〔策略〕4〔槍術〕3
神の加護
〈
「あっ、筋力と知力は少し上がってるな」
「ルーノ兄さんこの数値はどれくらいが基準となるのですか」
「筋力などの能力値は僕の年齢くらいなら50~100あたりが妥当かなぁ
魔法適正は100あれば魔法使いとして働けるというくらいだね
スキルは最大値が10だったはずだよ 僕は見たことないけどね
加護も多分同じだろういわれてるけど1つでも10がある人はいないらしいよ」
「そうだデクス もし魔法適正が100以上のものがあれば師匠を付けよう」
「本当ですか 父上 絶対ですからね」
「おっ おぉ お前がそんなはしゃぐのは久しぶりに見たな」
「あっ すいません 興奮しすぎました」
そうしてリットが来て食事をした
「忘れ物はないなデクス」
「はい、問題ありません」
そもそも持っていくものはほとんどないけど
「では、出発しようか」
これから僕は教会に向かう
儀式が終わったらステータスが見れる
あぁ 早く見たいなぁ 僕のステータス
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