応援コメント

第12話 五種の下等種族を観察」への応援コメント

  •  奴隷という物についても、Nロッパに組み込むとなると色々と考えますよね。
     実在のヨーロッパには奴隷は存在しなかったとされているようですが、王宮では「慰み者」と呼ばれる人間が、王子や王女のペットとして「飼われて」いた事もあるそうです(中野京子先生の怖い絵シリーズに書かれてありました)
     身体が不自由だったり、特殊な特徴を持っているために売買されたそうです。庶民町民よりは衣食住共に良かったにもかかわらず、彼らは寿命が短かったそうです。
     拙作で奴隷を出した時、「高級な犬猫のように云々」と書いたのは上記の「慰み者」をイメージしたためだったりします。

     ちなみにより「実用的な」奴隷というのはやはり資産の一つであり、労働力と見做されていたのでしょうね。
     して思いますと、現代日本は名目上奴隷はいない事になっていますが、会社勤めもある種の奴隷制と考えられる場合もあるかもです(白目) 会社勤めが嫌とかそう言う事ではありませんが。

    作者からの返信

     このワーキャットも「犯罪起こすくらいなら奴隷が良い」と思って自分を売ったのかも知れません。
     現実では逆の理屈で刑務所に入る人がたまにいますけど。
     サラリーマンのご飯と刑務所のそれを並べる風刺もよく聞きますからね。
     
     この世界のワーキャットは特にヒトとネコの比率が千差万別なので、好事家の需要も多種多様な事情があります。
     猫耳・しっぽだけある人が良い需要もあれば、森で襲ってきたオレークくらい猫比率が高い人を所望する需要もあります。
     
     ちなみに足の早さから言えばワーキャットを衛兵に取り立てれば一番犯罪抑止になり、人員も少なくてすむのですが、
     エルダーに支配された議会には、ブロンズクラスの宿が襲われるくらいの治安維持は必要ないと判断されている裏設定もあります。
     犯罪ゼロよりも、上流階級の生活の効率化、最適化が優先と言いますか。