第74話 久しぶりに衝動買い
久しぶりに衝動買い。
息子に本を買ってほしいと言われていたので仕事帰りに本屋さんへ、息子の欲しがっていた本が無事みつかったので、レジに並ぼうとふと雑誌コーナーを見た時にみつけてしまいました。
「おおっ」
と思って、すぐ手に取ってしまいました。
「芸術新潮(6月号) 特集「十二国記」絵師 山田章博の世界」
https://kakuyomu.jp/users/gigan_280614/news/16817139555486464977
わたしが惹かれたのは、「十二国記」ではなくて「山田章博」の方。山田章博さん好きなんですよー。
「芸術新潮」のあおり文句にあるように、山田さんは十二国記のイラストを描いている人として知られているんでしょうね。ただ、むかしはマンガを描いて、そのキャリアをマンガ家としてスタートさせてます。
でも、山田さんの絵は「止まっている」ので、コマの流れの中で動きを見せるマンガより、一枚絵のイラストの方に適性があるのは明らか。イラストレーターとして活躍されているのは必然だったと思います。
わたしの好きな山田作品は『ロードス島戦記 ファリスの聖女』です。ゲーオタだった当時、「マル勝PCエンジン」というゲーム誌に連載されていた美麗漫画。わたしは、このマンガ誌ではお目に掛かれないその絵柄に衝撃を受けまして――なんだこれは? 漫画としては失格だけれど(おい!)、絵と線の美しさはただ事じゃないぞ! とすごく興奮しました。
単行本も買いましたよ。
ただ、マル勝を発行していた角川書店のお家騒動や山田さん自身の体調不良もあって、長い間、第二巻が出なかったんですよね。ずっと第二巻が出なかったことでも思い出深いです。ついに第二巻が出て完結まで読めた時は感激したなあ。
マンガ家さんって、徐々に絵のタッチが変わっていくじゃないですか。わたしは「ファリスの聖女第一巻」の山田さんのタッチと絵柄が好き。最高ですね。実家の倉庫に眠ってるんだろうな――読みたいな。。。
※ ちなみに十二国記のイラストでいうと、講談社X文庫ホワイトハートの『月の影 影の海(上)』(十二国記の最初の一巻です)のカバーイラストが好きです。描かれているのは芸術新潮の表紙と同じ、主人公の陽子ですが、いまとは全くタッチが違います。初期の十二国記のカバーイラストはとてもいいと思います。
絵描きになりたかったんですよね。子どもの頃。
こんな絵が描けたら、楽しいんだろうなあ……。
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