第73話 100分de名著 砂の女

 NHKプラスで観ました。

 今月のNHKEテレ「100分de名著」は、安部公房の「砂の女」です。安部公房は何度かエッセイに書きましたけどいいですね。非常に簡潔で要を得た文章が素晴らしい。もっとも、読解力の低いわたしはイマイチ言いたいことがよく分からないという(笑)


 番組での指南役には、満を持してヤマザキマリさんが出演されてます。「テルマエ・ロマエ」の作者さんですね。(読んでませんが)


 安部公房もいいですが、ヤマザキマリさんも好きです。100分de名著のスペシャル番組では何度もコメンテーターとして出演されてて、その度、興味深い人だなと観させてもらってました。



「100分de石ノ森章太郎」では「さるとびエッちゃん」を、「100分de萩尾望都」では「半神」と「イグアナの娘」を、そして「100分deナショナリズム 」では今回と同じ安部公房の「方舟さくら丸」をそれぞれ取り上げてました。どれもヤマザキマリさん読みが深くて、感心します。「さるとびエッちゃん」や「イグアナの娘」の考察では、ヤマザキさんご自身の「ちょっとほかとは違う女の子だった」過去が語られるなど、すごくヤマザキさん自身に対する興味が駆り立てられます。


 ヤマザキさんご自身は、積極的にペラペラおしゃべりするタイプの人間ではないとおっしゃってますが、TVなどではとても饒舌ですよね。普段は大人しくて口数が少ないけれど、いったんスイッチが入ったら、自分の考えてることをぜんぶ語らずにおれないタイプの人なんでしょうね〜。


 めっちゃわかる。


 わたしも普段はいるのかいないのか分からないくらい静かでしゃべらない男ですが、いったん自分の興味のあることを話し出すと止まらないですからね(爆)とても、ヤマザキさんに親近感をもちますねー。


「砂の女」の解説。第一回はまだまだほんの入り口程度だったので、来週以降が楽しみです。いまから「砂の女」読み返します〜。




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