第45話 ジブリアニメは好きですか?
いまさらなネタで申し訳ありません。
金曜ロードショーでやっていた『魔女の宅急便』がビデオに録れていたのでこういうタイトルになりました。ジブリアニメ、しょっちゅう放映されますね。好きですか?
『魔女の宅急便』が公開されたのは、1989年。当時、わたしは学生でアニメ『魔女の宅急便』については否定的でした。身体は大きかったけれど、心の中は子どもだったので、冒険もなければ戦いもないアニメがおもしろいとは思えませんでした。『アキラ』とか見たあとだし余計にね……。
大人になってから見ると、いいですね。『魔女の宅急便』。アニメでは魔法使いキキが故郷を離れ、一年間の修行に出かけたエピソードを描いているのですが、途中で飛べなくなっちゃんうんですよね。たったひとつの特技である「ほうきに乗って空を飛ぶ」ことができなくなってしまう。
キキと同じように、社会で揉まれるうちに「自分らしさ」を失ってしまう人っていると思う。社会や、そこで働く人たちから「みんなこうしているのよ」とか「一人前になるにはこうでないと」などと言われて、それもそうだななんて思っているうちに、若いころは十分に持っていた「自分らしさ」を見失ってしまう。社会人あるあるでしょ。
『魔女の宅急便』は、「あなたらしさを取り戻す物語」なんじゃないですかね。いまのわたしにはそういうふうに見えるし、そう読み解けてとてもおもしろいです。
この映画は、宮崎駿監督が48歳のときに公開された作品。宮崎監督も「描けない!」とか「撮れない!」って
ジブリアニメは好きですか?
藤光は好きなんですよ。どれが一番とかうまく言えませんが、あえていうなら『コクリコ坂から』とか。あの映画の1960年代感がたまらん。宮崎吾朗監督(宮崎駿監督の長男)が抱える60年代への郷愁が良く伝わってくる秀作だと思う。
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