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映像、音楽、小説、漫画……媒体によって、まったく表現できる世界が違いますよね。夫が写真をよく撮るのですが、Googleフォンなど、今のスマホのカメラ技術って本当にすごくて、びっくりします。でも、たまにフィルムで撮るときがあります。そうすると、表現できるものが全く違って、とても味わい深い写真が生まれます。どんなにハイテクを使っても同じ写真が撮れません。
その媒体にしかできない表現って、絶対にありますが、そこをあえて違うメデイアでも表現しようとするところが、おもしろいなと思います。小説のコミカライズとか映画化もそうですが、ポップソングにインスピレーションを受けた小説なんかもそうですよね。
小説のドラマ化など、原作を知っていると「あれをこういうふうに表現するんだ!」と感心することがよくあります。
なんか長くなってしまいましたが、小説という媒体で、今後もいろいろと遊びたいですね〜。
追記:いえいえ。「あえて」小説とは思っておりません。紛らわしい書き方をしてしまってすみません。小説で表現された世界を、あえて映画にしたり、音楽で表現された世界を、あえて小説にしたりと、メディアを変えて同じテーマを表現することの面白さについて語ったつもりでした。
映画も小説も音楽も、それぞれに魅力があり、どちらが優れているとは思いません。小説、「あえて」なくても、古来からある、すばらしい媒体だと思っています。
作者からの返信
>あえて違うメデイアでも表現しようとするところが、おもしろいなと思います。
そうそう。映像コンテンツ向けのところ、「あえて」小説にするって感じですか。わたしもそう思います。「一周回って」小説とか、「あえて」小説で表現するとか。むずかしいですねえ。
おっしゃる通り、カメラが発明されてから画家は写真にその写実性で勝てなくなりました。
で、目で見えない情報、内面の描写を表現していったようです。そこも、小説といっしょですね。
作者からの返信
内面とか、思考とか、見えないものを絵に込めようとしているので、現代アートって意味わかんないじゃないですか。ああいうのが、絵とわたしたちとの間に溝を作ってしまったように思いますね。
「絵」はもっと単純に絵の方がよかった。
実写は実写の良さがあって、絵画は絵画の良さがあるんですけどね。
この絵はこうでああでね……って考えないタイプなもので。見た目で「これ好き!」なタイプです。
この前、ゲルニカを解説している番組見ましたが、んなもんはどーでもよくて、好きか嫌いかの人間です。
だから、ものを書いても丁寧にならないのかもしれませんね。私。雰囲気で生きているので。
作者からの返信
>実写は実写の良さがあって、絵画は絵画の良さがあるんですけどね。
「あなたにはあなたの良さがあるのよ」といわれたところで、「あいつの方が頭もいいし、女の子にもモテる。それにひきかえオレなんて……」というやつです。あれもこれもと手に入れたがるのは、人のさがですね。
まさに『ゲルニカ』のような絵が、背景の説明が必要な作品です。ゲルニカという街が空爆されたときの様子を、当時のピカソの画風で描くとああなったんですが、予備知識なしに見ると落書きです。
鑑賞するのに色々と知識が必要な絵は、疲れるのでわかりやすい絵が求められた……そのひとつの結果が、「アニメ絵」や「イラスト」のポップカルチャーの拡散と受容だと思います。
わたしはゲルニカより、アニメ絵イラストの方に心惹かれますねえ。