第31話「がんばりましょう」

 もうすぐ春休みも終わりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。わたしは週末、久々に県外へ旅行に出かけ、日曜の夜、ヘロヘロになって帰ってきたところです。やー、しんどかった。KACが終わったと思ったらこれか! ま、うちの奥さんと息子が喜んでくれたのでよかったですが。


 てなわけで、カクヨムは出来ていません。カクのも、ヨムのも。今週ぼちぼちやろうかなと思ってます。


 エッセイ向けに小説ネタを探すと、絶賛春休み中のうちの息子は、いまマインクラフトの小説を読んでいます。『マインクラフト』はゲームの名前です。ドット絵ブロックで作られた世界で冒険したり、建物を建てたりして遊びます(こう書くとつまらなそう)。ゲーマーとしても頭が硬くなってしまったわたしには、ぜんぜん面白そうに思えませんが、ゲームは子どもたちに大人気で、うちの息子も毎日、YouTubeでマイクラ動画を見ている――と以前エッセイにも書きました。


 動画見過ぎでしたね……。三学期の通知表に「がんばりましょう」が5つも6つもありました。そりゃそうか、スキあらばマイクラ動画見てたから、一日何時間も。


 ――テレビもYouTubeもゲームも、ぜーんぶ合わせて一日一時間!


 とお父さんは怒りました。それから息子の空き時間はマイクラ小説を読むことにシフトしたのです。それにしても、おい、本もマイクラかよ〜。


 本屋さんで見つけたのですが、マイクラには「公式小説」ってのがあるらしく。息子がすぐに見つけてきました。好きなことにだけは行動力を発揮する……。お父さん的には、もうちょっと教養を高めるような小説がいいなと思いましたが、自分が子どもの頃のことを思い出して考え直しました。


 わたしが自分の意思ではじめて買ってもらった小説は、平井和正さんの『超革命的中学生集団』でしたからね。これも子どもに勧められる小説ってわけじゃないよ(よく母親が買ってくれたなあ)。


 息子が買ったマイクラ小説。少し読んでみましたが、マイクラの世界観がインプットされていないわたしが読んでもちんぷんかんぷんでした(笑)辛いだけ。漢字も難しいし、「がんばりましょう」な息子に読めるのかと思いましたが、わかるところだけ拾い読みしながら大人しく読んでいるみたいです。そうそう、そうして本を読むことで頭使いなさい。YouTube見てても頭使わないから。


と子どもの頃、「がんばりましょう」をいくつももらっていたお父さんは思うのでした。 笑 



☆☆☆


通知表は、


よくできています

できています

がんばりましょう


の三段階評価です。


わたしの小学校は「◎」「◯」「△」でしたけどね。わたしは成績についてとやかく言われたことはありませんでしたが、テレビは一日30分と決められてました。だから、本読むしかなかったです。


皆さん、テレビやゲームはし放題でしたか?

えっ、自主的に決められる子どもっているんですか?

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