第24話 あえてウクライナ情勢について
さんざんテレビでやっているので、わたしがどうこう言うことはないし、むしろ言わない方が良いのかもしれませんが、ウクライナ情勢について。
まず、戦闘が行われているウクライナの人たちが気の毒過ぎることが残念でなりません。直ちに戦闘行為をやめてほしい。
ロシアとウクライナが戦っていますが、どちらが悪いのかというようなことは書かずにおきます。あえて書くなら、どちらも良いことはしていない。人が死んでよいことなど、あるはずがありません。
戦争をはじめた当初、ロシアは早々にウクライナが白旗を上げるだろうと思い込んでいたと思います。2日、3日、長くても5日以内にウクライナは抵抗することをやめて、ゼレンスキー政権は崩壊すると見込んでいたのでしょう。そうでなければ、ロシアにとっても犠牲の大き過ぎる戦いとなるからです。
ロシアはゼレンスキー政権の抗戦意思と、ウクライナ国民がどのくらい政権を支持しているか、見誤っていたと思います。ウクライナ軍の抵抗は激しく、ゼレンスキー政権も国民の高い支持を受けて、徹底抗戦を決断することができました。
先日、ロシアの情報機関幹部が政権によって軟禁されたというニュースが流れました。不正確なウクライナ情報をもたらしたことにより、軍のウクライナ侵攻をミスリードしたたからではないかと分析されていました。
「軍が攻め込むとゼレンスキー政権は脆弱なので、すぐに降伏しますよ」
とプーチンに進言したのかもしれません。
なんで情報機関の幹部はそんなことを言ってしまうのか。これは官僚組織の宿命。官僚組織では、上司が聞いて喜びそうな情報は進んで報告し、上司の機嫌が悪くなる情報はなるべく伏せようとするものです。(うちの職場でもそう)
プーチンが「ウクライナは屈服してほしいなあ」と思っていることが部下に伝わり、部下の情報機関幹部は「ウクライナはきっと屈服しますよ」という情報をプーチンに伝えたのでしょう。なぜってそうすればプーチンが喜ぶからです。それが真実なのかは、二の次となってしまったのです。
人は信じたい情報だけを選んで信じる性向があります。どんな聖人君子でもそうです。官僚組織を駆け上がって大統領にまでなったプーチンが、官僚の病弊を知らなかったはずはありません。でも、プーチンは自分にとって都合のいい、心地の良い情報だけを根拠にウクライナへ攻め込んでしまったのです。それが現在の大きな悲劇を招いてしまいました。
――自分にとって都合のいい情報だけを信じる……?
なんだか、わたしも思い当たるような気がします……。カクヨムのフォロワーさんは、みなさんとても優しいので、わたしの小説を褒めてくれるんですよね〜(爆)
あんまり褒めすぎると勘違いしちゃうんで、ほんとうに感心したときだけ褒めて、そうでないときはそっとしておいてください。自分でじぶんの小説を勘違いしてるって恥ずかしいんで。
ウクライナ情勢をすごく矮小化してしまった。スミマセン。
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