海の話
文化研究同好部の皆で海に来ている。
砂浜、パラソルの中
「はぁ…海のスケッチも飽きてきたわねー
何か面白いことあるかしら?」
辺りを見渡す日和。
「あ!良いこと思い付いた!雫月先輩~!」
いっしょのパラソルに居た雫月に声をかける日和。
「どうしたの日和ちゃん?」
「あのですね…実は…槇先輩を…」
ヒソヒソ話をする二人。
「うーん、だったら砂が大量に必要だね。私達だけで出来るかな?」
「もう一人ぐらい要りますかね?」
「あ、鉤くん!」
「げ…」
「雫月の姉御!どうしたのぉ?」
「えっとね…実は日和ちゃんとこういう計画をしてて…砂が大量に要るんだけど運ぶの手伝ってくれないかな?」
「面白そうだし、良いよぉ!」
「良かった、手伝ってくれるって!
って日和ちゃん…なんで私の後ろに隠れてるの?」
「こいつ、私のこと『日和の嬢ちゃん』とか呼んでくるから無理!!」
「鉤くん、悪い子じゃないんだけどな…(小声)とりあえず作業始めよっか!」
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なんだかんだでパラソルの下ですやすや眠ってる槇を砂に埋めた一同。
「出来た!!」
「良かったね、日和ちゃん」
「先輩も助かったわ。一応礼を言っておく、ありがとう。」
「おう!力作業は男に頼りな」
「さて、私は砂で立派な胸を作りますか!」
「日和っち!」
「私のこと?まぁ嬢ちゃん呼びよりは良いかか…」
「なぁなぁ、俺もネオアームストロング砲作っていい~?」
「ネオ…?よくわからないけど良いわよ」
「よっしゃ!」
「私はパラソルに戻るね。」
「雫月先輩、ありがとう!」
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「出来たー!」
「俺もー!!」
「うわぁ…ナニコレ…?なんかカオスでよくわからないことになってる。」
出来たモノを見て絶句する日和。
「これも一種のアートなんじゃねぇ?」
「あなた、何でも芸術って言えばなんとかなるって思ってるタイプでしょ」
「でもまぁ…」
「「ここは逃げるに限る!!」」
二人はそう言うと元居たパラソルに全力疾走で戻った。
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夏っぽい話を書いてないなーと思ったので書いた!
日和ちゃんと鉤くんは変な所で息が合ってると良いなぁという妄想です。
[おまけ]
Q1:日和ちゃんはどうして嬢ちゃん呼びは嫌なんですか?
A1:日和ちゃんはガチのお嬢様なので、実家を思い出すからです。
いろは学園には身分とか気にせず勉強したいと思って入学してるので、実家のことはあんまり思い出したくないみたい。
Q2:ネオアームストロング砲はナチュラルにセクハラなのでは?
A2:日和ちゃんはネオアームストロング砲の意味知らないからセーフです(笑)多分…
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