第37話 激突
互いに乱戦につぐ乱戦につぐ乱戦
気が付けば、多くの兵の死体が転がっていた。
この戦いにより、ナドラのセントは死亡し壊滅したのである。
サロウ元帥は、セント、イドラの敗れるの報を受け驚愕していた。
なに、セントが討たれただと⁉
はい、セント様は、敵の一刀のもとに斬り伏せられ我が軍は
蹴散らされました。
いかん、敵が拠点に入れば、我が軍は壊滅する事になる
ハガクレ、ダストン、リリィよそなた達は、直ぐに出撃し敵の進軍をくい止めよ
我らは、敵拠点を攻撃する。
分かりました。
バトラ様、敵が出陣してきました。
ナドラ軍め痛い目に懲りずにまた来たのか⁉
よし、前回と同様に蹴散せ
一気に攻める魔軍
くっ‼ナドラを守るため、かかれ‼
雑魚の相手はほっといて敵将を取るぞ!
ほう、ナドラにも勇敢な者がいるのだな
面白い、我を楽しませてもらおうか
互いに斬り合うナドラ兵が魔軍の兵力上有利である。
くっ‼このままでは、全滅だ‼全軍撤退せよ。
ふっ‼
誰が逃がすか、一気に攻めよ‼
この、攻撃でナドラ軍は敗走したのである
サロウ様、アルカ様が重傷を負いました。
なっ‼アルカが、傷の状態は‼
はっ‼良く有りません!そうか‼
して、敵の援軍は、どうしたのだ⁉
「はっ」敵の援軍は拠点の軍と合流したようです。
そうか、そうなれば敵もますます意気盛になるであろうな
よし、どのような布陣が確かめにいこう
サロウ様あれです。うむ
ふむぅ、いい場所に堅固な拠点を築いたな
簡単に落とすには難かしいぞ。
と、いって睨みあっていては、本隊の大軍団が到着する…
サロウ様少しお気をお晴らし下さい
気は晴したいが、…、だがこの敵の拠点を潰すために戦略の
遅れは許されない
サロウ様は、この敵の拠点に拘り過ぎなのでは⁉
なにっ⁉
君には、なには思う事があるのか⁉
はい、今まで敵の動きを見ていて気付いたのですが⁉
奴らは、こちらから攻撃した時しか反撃しません
逆に言えば、あちらからは攻めて来ません
この動きからして、敵は何かを持っているとしか思えません
このまま攻撃していたら敵の思うつぼにはまっていると思われます。
サロウは考える…」ふと何かに気づいた
あ…もしかして別動隊がいると言う事が⁉
おそらく…!
直ぐ本国へ伝書せよ
後方の警戒せよだ
今、後方を敵に取られたら我が国は終わるぞ‼
サロウの後方警戒は正解であった。
が、気づいた時にはすでに時遅しであった。
サロウがクニバ戦線に釘づけされている間に魔軍は
後方に進出していたのである。
これにより、サロウは本国へ引き上げた。
クニバとナドラ線の後を引き継いだのは、まだ傷の癒えていない
アルカ大将であった
サロウ元帥は、アルカ大将に本国に引き上げるよに言ったのだが
本人の意思は頑く、防衛を任せたのである
そして、新たに3個師団を派遣し、徹底した防衛線を引たので
あった。
バトラ様ナドラのサロウが本国へ引き上げました
なに、いつだ、作日急にです
ふむ、まさか、我々の動きに気づいたか、おそらく‼
まぁ~良い、いまさら気づいても、もう遅いわ
よしヒタムを呼べ
分かりました。
お呼びでごさいますか
うむ、そなたに5万の兵を授ける
ナドラを攻めよそして、反撃があるか確しかめて欲しいのだ
はっ‼
3日のうちに仕度を整えて早々に向かえ
こうしてヒタムは出撃の準備に入った。
申し上げます、魔軍が攻めてきました
なんですって‼
そうかサロウ様がいない事に気づいたのね
兵力は⁉はっ‼3万です
えっ⁉たったの3万ですって
なにを考えているの⁉
数方の兵力にもびくともしなかったこのクニバを、たった3万で
攻められると思っているのかしら⁉
わかったわ、その位の兵力なら、ゆっくり指揮を取れるわ。
ふふっ‼
さあ来なさい、痛目に合わせてあげるわ。
な…なに⁉
「はっ‼」直ぐ調べて参ります。
アルカ様申し上げます
どうしたの⁉
魔軍が、あちこちに現われ戦線は突破されました。
そ…そんな事って‼
なにかの間違いでは‼
驚くアルカ⁉
たしか、報告では魔軍が到着するには、まだ2日あるはずよ⁉
とにかく、敵兵は戦線の中を蹂躙しています。
くっ‼奴らどこから現われたの⁉
うくっ‼血を吐くアルカ⁉
ア…アルカ様大丈夫ですか⁉
ええ!でもこのままでは全滅よ。
私の剣を取ってもらえるかしら!
アルカ様いけま傷口が開きます。
私は死んでもこのクニバを守る
死んでも本望よ…
剣を抜き、敵に立ち向かうアルカ大将
この戦いでアルカは傷つき、到おれ意識不明となる
ヨシフ様、敵はことごと殺しました
うむ、ごく苦労である
はっ‼
して、敵将のアルカはどうした⁉
我が軍に突撃してきましたが先の戦闘で受けた傷が悪化したのか
意識不明で到れてました。
うむ、中々の将であった。彼女は敵なかれ、我が軍の侵攻を防いだ!
アルカの前に立つヨシフ‼
目の前に横たわる、アルカに見とれていた一人呟くヨシフ
美しい女性であるな
ふむ…考えるヨシフ
誰か…アルカを我が居城へ運び、アリスに治療させよ
分かりました。
2日後ヒタムは、クニバに到着
「ヒタム遅いぞ…‼
「あっ‼ヨシフ様…
この戦は落ちた安心して入るがよい
「分かりました」
ところで、ヨシフ様これはどういうことなのか説明願います。
うむ、実はな、敵の目を誤魔化すための陽動作戦だったのだ。
敵に我が兵力と到着日数を数えるためにな
そして、ナドラ軍の防衛準備の隙を突き一気に攻めたのだ。
「さすがヨシフ様です」
こんな雷撃的な行動は初めて拝見しました
とこで、来てそうそう悪いのだが直ぐにナドラ戦線を攻めよ。
ここが落ちたと分かれば、敵はナドラ線に兵力を送って来るだろう
分かりました、直に動きます。
ヒタムは急いで兵力を再編、計5個師団を率いて、進軍した
1方、ナドラ線の、ベティ参課長はクニバ陥落の報を受け
ナドラ戦線の防衛に入っていた。
ナドラ線は守りが固いため、たいした兵力は配置していなかった
申し上げます。
「どうしたの⁉」魔軍が現われました。
な…なんですって‼もう現われたの⁉
くっ‼直ぐに守りを固めなさい‼
はっ‼
ヒタム様、どうしたの
ナドラが守りに入りました。
「そう…」
ふふっ‼…ますます、我が軍の思い通になり、この方面の熊勢は
定まったわね。
時系列は進む
全員聞いてちょうだい、これから、ナドラ戦線へ攻撃します
機は熟したわ。これより総兵力を上げ、この戦を取るわよ
そして、本国への足固とします
その頃
ヨシフ大将は、敵の裏をかくため?山を超えて敵を攻撃する計画をたてていた
その狙いは敵の兵力分散させる為である
誰か華山を超えて攻める者はいないか⁉
「ユウが言う」
私が参ります。よろしいでしょうか⁉
よし、6万の軍をさずける見事、敵を破って見せよ
「分かりました。」
1方ナドラ本国では、
サ…サロウ様‼
「どうした」はっ‼敵が現われました
なにっ‼どこからだ⁉
はっ崋山の方向からです‼
な…なんだと、ありえん‼
いえ、本当であります。‼くっ⁉奴ら、我が軍の裏をかいてきたの
が、このままでは、本国が危ないぞ
至急兵を送るのだ、奴らを一歩も本国へ入れるな
はっ‼分かりました。
サロウ様、いま兵力を分けて、ナドラに向えば、敵は崋山を出て本国に
向かうのでは?
それに、戦略を間違えば、我が軍は挟み撃に会うと思います。
サロウ様、ここの押さえはルネに任せ、我々はナドラ線を救援するほう
が先です。
ルネ、ここを、ソナタに任せて大丈夫か⁉
七日間なら守り切ってみせますが。それ以上日数が、かかるなら
自身はありません。
「七日間か⁉」
「考えるサロウ…」
よし、ソナタに7万の兵をあずける、ここを守ってくれ
残りの兵は全てナドラに向かえ
サロウは直ちに、ナドラ線に向かった。
サロウ様、ナドラの南に狭く険しい山道があり、陰山へ道ずる道があり
ます。この道に伏兵を潜めましょう
ところで、誰か、先にナドラの様子を見に行ってくれる者はいないか⁉
そして可能なら、こちらに伝書を飛して欲しいのだ!
ワタシが、その役をいたしましょう。
ほう…ラグナか危険な役だぞ
心得ています。
実は我々が敵に攻撃した時にカルトにも同時に攻撃をして欲しいと
伝えて欲しいのだよ、敵を挟み撃ちにしてこそ効果は大きい。
「わかりました」
「頼むぞ」
大丈夫でしょうか⁉
「危険な役目だが、やってもらうしかないのだ。」
ルネも七日なら守れると言っていた、ここは早く勝負をつけて本国へ引き返
さねばならぬ。
ナドラ線
なるほど、すっかり取り囲まれてるな。
よし、裏道から一気に駆るぞ
うん⁉
あれは誰だ⁉
止まれ止まれ、何者か⁉
邪魔するなサロウ様からの伝言だ。
ラグナ殿、よくここまで1人で来てくれましたわ。
1人だから敵に気づかれませんでした。
して、サロウ様からの伝言とは⁉
実はサロウ様自身が兵を率いて、近くまで来てます。
援軍が来るのですね
サロウ様が敵に攻撃をかけたら、カルト様も一気に打って出て欲しいとの
事です。分かったわ。
みんな聞いた、援軍が来てるわよ
すぐに軍に編制して出撃よ
魔軍前戦基地
ヨシフ様、敵の兵がナドラに人っただと⁉
ふむ…考えるヨシフ
はっ‼まさか援軍が来ているのではないか⁉
もし、そうだったら、我々は挟み撃ちを食うぞ!
そんな事になったら、ここは持ちこたえられん
ヨシフ様、どうすれば良いでしょうか⁉
ふむ、援軍を?つしかない。
こうなれば持ちこたえられるだけ戦うしかない。
敵の援軍が現われました。
よし、我々も?って出るぞ
戦は混戦…
「くっ、とても歯が立たん‼
全軍撤退するぞ
ナドラ軍は、命からがら要塞に逃げ込んだが、ヨシフの軍は
一気に、ナドラ線を突破したのである
魔軍は、勝ちに乗って、さらに進撃を続け、ついにナドラ戦線は?落し
ついにナドラ本国への足掛りを創ったのである
ナドラ戦線を占領し、いまナドラ本国を前にヨシフは得意の絶頂であった。
ヨシフ様、ナドラ本国は四方より敵を受けながら守りにくい城です
まず、ナドラを降伏させるには四方の砦を攻める事です
そうすれば、いとも簡単に降伏します。
「なるほど…!」
ならば、その四方をどこから攻めるかにある
まず、西、東、北、南を攻めるのが自然かと思います。
兵の進路は水の進路のようなものです。
つまり、水が行く所が自然の兵路です。
よし、そなたの策でいこうと思う
ありがとうございます。
ヨシフは4将を集めて四方砦の攻略の協議した
この、ヒタムの攻略作戦には
誰れ一人の異論はなかった
直ちに攻撃部隊は編制された。
西方、ヒタム、東方、ユア、北方、ネスレ、南方、イルである
そして、中軍はヨシフ、後軍仏中佐で固めた
その兵力約11万の軍であった。
こうして各軍は目的の場所へ移動し戦闘準備に入った
こうした魔軍の動きを監視していたナドラ軍は、本国へ
魔軍来たるの報が届いたのである
ナドラ本国では急遽、作戦会議を開くため各軍の
招集を起なったのである。
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