第19話 第2章もう一人の元帥で英雄の男
城門で衛兵に捕らえられた人物は
狭い牢獄の隅っこで横になっていた。
「 …ハル」声がして
ハルと呼ばれた、その人物は目を開けた。
牢獄の扉のすぐ外には、懐しい顔があった
「メリィ⁉」
「ええ」
「迎えに来たわ」
アナタの釈放は、正規の手続きにのっとって決められたわ。
だって、ハルはこの国の英雄なのだから。
ハルと呼ばれた人物は、メリィに言う
「ありがとう。」
牢獄を出るハル…先程ハルを捕らえた衛兵がビッっ、と姿勢を正す
ハルヒロ元帥閣下先程は失礼致しました。
ハルが言う、気にしなくて大丈夫ですよ、アナタは自分の仕事をした分けだからね
ふふメリィが笑う、ハルも悪いわよそんな見搾らしい格好で帰って来るんだもんね
「う~んそうだね⁉」
「ハルは変わらないわね」
「・・・・」
「ところで」
ハル、閣下が会いたいそうよ。
「ゴーグルが‼」
・・・・‼
ちょちょちょっハル、閣下に対してゴーグルはないんじゃない‼
いつも、ゴーグル掛けて好き勝手やってんだからいいんだって
「それをアナタが言う⁉」
その後ハルヒロは、身支度をして、ロンメルの元を訪ねた。
お久し振りです閣下…うむ君も息災でなによりだ。
積る話しもあるとは思うが次回にしようではないか
早速だがハルヒロを今を持って、我が軍への復帰を任じる。
君も聞いてるとは、思うが魔王が復活し我が国のみならず各国への宣戦布告をしてきたのだ。
それに、ともない我が国とラムド帝国との軍事同盟を結ぶ予定だ。
それにより、ハルヒロを我が国の最高司令官に任命する。
総司令官の任謹んでお受けいたします
おお…!
そうかそうか
「・・・・・・・・」
その頃
ラムド帝国では。
皇帝ダオス 側に控えるのはダーク総帥
エレン女王 シンシア大将
メイ王女 アルフ大将
エスロ国王 クリフ大将
皆も聞いておると思うが、我がラー軍港が魔族の攻撃に合い壊滅した。
魔族ですって!!
ダークエルフのエレンが言う
エスロ王が言う
奴らの目的は一体…
生き残った者の話しでは、魔族に依る世界征服との事です。
それと、レオナ中将率いる部隊が、月夜の湖にて全滅
レオナ・エリザの両将は、ティオス軍の捕虜となったようです。
ラーズばかりではなく特別部隊までもが!!
左腕で卓を叩き、打ちひしがれるエスロ王。
「なんたる……なんたることだぁ……ッ!」
ダーク元帥が言う
そこで、我が司令部では、ティオスとの信頼関係を結び
生存戦略として同盟を結ぶ事にしました。
周囲がザワつく
なるほどね!!
確かに、我が国だけでは魔族に対しての反撃は無理ね
だけど、ティオス国との同盟が成れば、魔族も迂闊には
侵攻が出来なくなるわね!!
エスロ王が言う!!
だが、ティオスがこの交渉に乗ってくるかですな⁉
確かに、この同盟を成功させるには、手土産は必要ではあるな⁉
すると1人の男が入ってきた。
失礼します。!!
皇帝陛下、ティオス国より新書が届いています。
新書に目を通すダオス皇帝
暫くして内容を読むダオス、内容は以下の物だった。
ラムド・ティオスは、お互いの生存戦略のため軍事同盟を結ぶ事であった。
さらに食糧と武器の支援と捕虜の返還であった。
「おぉ!!」まさか
ティオス国側から同盟の要請が来るとは
陛下、是非この話しを受けましようぞ。
ふむ、分かった。
このティオス側の要請により、ラムド軍は戦力の回復に
成功するのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます