第17話 ティオス国南部
月夜の森にある猫獣人国
アルカ女王様
報告があります
どうしました!?
ケイミ
はい
警備に出ていた者からの報告です
なにかあったのかしら!?
実は、月夜の海岸に大量の足跡を発見いたしました。
何者かが上陸したようですわ。
な…なんですって!!
一体何者なのかしら!!
答える、ケイミ
すでに、警備の者達を派遣して確認させてます
さすがはケイミね‼
いえ、私も嫌な予感がしたので!
嫌な予感ですか!?
考え込むケイミ
……私の感では、
恐らく、足どりの消えた特殊師団かも
もしかして奴らの目的は、我が軍のタナス要塞への兵力増強を見越し
手薄になった月夜の海岸から侵攻してきたのなら、辻褄が合うわ
アルカ様
私は、いまから
司令部に向かいます
情報が入り次第ご報告いたします。
わかりました。
報告を待ってます
クレア⁉
あっ!!「ケイミ」どうしたの??
警備からの報告よ、何者かが月夜の海岸から上陸し、この森に侵入したみたいよ。
私の予感では、おそらくラムド軍。
「えっ!!」ラムドがこの月夜の森にですか!?
ええ!そうよ
まさか、南方の警備が薄い事を見越しての侵攻!?
おそらく!
だけど、月夜の森には、凶暴な魔物のと深い霧に覆われていますよ
普段ならそうね
だけど、今年の森は霧が少ないわ
「・・・あっ‼」
敵の司令官と兵力は未知数だけど、ここで敵を迎え撃たなければ
我が国は窮地に陥るわ!?
直ぐに部隊を編制して頂戴
はい、わかりました。
すると、警備の男が入ってきた。
ケイミ様
謎の足跡を追跡したところ、ラムド軍が月夜の湖で壊滅してました。
あたりは凄まじい戦闘の爪痕で木木が薙ぎ倒され、さらに地中が深くえぐられております。
その惨劇は目を瞑るぐらいの惨状でした
われわれは、生き残りがいないかを調べた所。生存者の二人を発見し
こちらで捕縛、手当をしております。
なお、我が国の情報を照らし合わせると。
この2人は
ラムドの、レオナ中将とエリザ少将です。
そうわかったわ。
傷が回復しだい尋問に入るわ
あと、アルカ女王様に報告よ
わかりました。
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