一人称視点と三人称視点はどう使うべき?

 引き続きエイルです(*^_^*)今回は論争が絶えないというか正確な答えのない一人称視点と三人称視点についてエイルなりの理解を少し解説します。


 さてどちらが書きやすいかといえば作家によりますが、一人称視点しか書けないとい作家はネット小説には多い気がします。

 

 なぜなのか?それは書き方の違いでしょう。

 

 異論なく確実に分けるのであれば、ダイレクトに内面的な思考過程や気持ちを書き出来事もキャラ目線(キャラの内側視点)で書くのが一人称視点です。

 

 対して気持ちや内面的思考は書かず仕草や行動、会話で表現し各キャラの行動をそれこそ神やカメラのように外から書くのが三人称視点です。

 

 この差でなぜ一人称視点で書く作家が多いのか?エイルなりの答えですが、こう考えてます!!と答えを明示出来るので伝えやすいし、分かりやすいので読者の共感も得やすい。

 

 何より誤解が少なくて、主人公になりきって妄想のままに書いてもある程度作品になるからだとエイルは思います。

 

 また読書量が少ない読み専さんは、三人称視点よりも分かりやすくて答えがそのまま書いてある一人称視点を好むのでしょう。

 

 もし読み専さんが書くならある程度書き方くらいは真似をすることになり、自然と一人称視点で書くし読む事になるのではないかと思います。

 

 では三人称視点が劣っているのか?そんな事はありません。

 

 例えば裏切っているやスパイなキャラの一人称視点で書いたら伏線がモロバレしますからかけません。

 

 また恋愛や複雑な人間関係など、あえて読者に想像させた方が面白いことも多いです。エロい事もマッパよりもちょっと隠した方が良いものですし(笑)

 

 最も分かりやすいのは、映画やドラマです。よく思い出して下さい。映像があるとはいえその内心を細かく解説してる作品は多いですか?

 

 ましてや登場人物の目線の作品はほとんどなくてこれこそ、ほぼ全編において三人称視点です。

 

 逆説的ではありますが、見た映画やドラマをそのまま文字で表現すれば三人称視点になるわけです。

 

 これが面白くないわけがない。もしも三人称視点より一人称視点のが面白いなら映画もドラマも一人称視点だらけのはずです。つまりどちらが良いとかそういうのは無いのです。

 

 でもどんなに頑張っても文字と映像では情報量が違いますし、ドラマや映画だって内心を語る答えを出すシーンだってあります。

 

 だから三人称視点は気持ちを書いてはイケないわけでもありません。また一人称視点だから絶対に内的思考が必要なわけでもない。

 

 意味が分からない?

 

 だから最初に論争が絶えないと言ったのです。明確な分かれ目もありません。極論書き手や読み手の考え方次第なのです。


 もし簡単に書き分けたいのなら、自分が一人のキャラになりきって考えたこと、見たこと、やった事、他のキャラの様子を書けば一人称視点になります。


 逆にテレビ、アニメ、ドラマや映画のようにカメラとマイクでその場を撮影するように想像したシーンを外から見たまま書けば三人称視点になります。

 

 エイルの作品はどうなのか?基本は一人称視点ですが、シーンによってはあえて三人称視点も使います。

 

 開示したい情報と隠したい情報があって、シーンの魅せ方も考えて変えてます。

 

 中間的な書き方のところもあったりします。

 

 中間的なというのは、エイルのオリジナルというか場合によっては見たままの行動や会話を書いて後から、本来は黙ってるカメラマンというかナレーターというか、解説役がいるような文章を追加してある程度の外から見た様子をポップに口語で考えや必要な前提情報・・・・・・・・・・などを入れたりしてます。

 

 やりすぎて長編の一部では作者視点という無茶苦茶もやってたりもします。

 

 なんでこんな事をするのか?そんなにグチャグチャで良いのか?面白ければ良いのです。

 

 他でも解説してありますが、日本語のルールを守ってる事は大切な要素ではあります。

 

 ですが同時にあえて外れるという技術もあるのです。要するに分かってて外した方が面白くなるのならルールなんて外れてた方が良いのです\(^o^)/

 

 その時の問題は読みやすさとトレードオフになるということです。

 

 つまり日本語のルールがあるから誰が読んでも分かるのです。だからルールから外れれば読み難くなる。

 

 多用すれば読者離れに繋がる諸刃の剣というわけです。

 

 だからエイルはある程度は三人称や一人称で物語を進めてガッツリ読者を掴んだあろうところでぶっ込むのです。

 

 このあたりは設定も同じでいきなり小難しい用語や大量のキャラ名、地名、創作用語などなど多用すると意味不明で記憶できなくて読者は離れます。

 

 読んでもらうには面白い事が1番なのです。でも面白さを損なうほど日本語のルールから外れては意味がないのです・・・・・・・・・

 

 視点は基本的に変わらないそれを前提に読者は読んでるということです。逆にいえばある程度は切り替えがはっきり分かれば許容されるのです。

 

 具体的な許容される切り替え頻度は個人個人で違いますが面白さをあげるテクニックとして使って下さいな(≧∇≦)b

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