2月26日 進展

二次型コレナウイルスが見つかってから、はや1ヶ月。三次型による死者が出てから、2週間たった。この2週間でのコレナウイルスによる死者は、出なかったという。この事実を受けながらも政府は同様の警戒が必要だと発信している。



「前田警部。2,3次型コレナワクチンが完成したらしいですよ。」

「そうなのか。良いことだ。我々も受ける日が早く来るといいが。」

「そうですね。西英製薬のワクチンですから、国民の信頼も高いでしょうね。」



西英製薬 


これは、初期型ウイルスの鎮静に最も貢献したと言っても過言ではない会社である。


当時、たくさんの専門家が驚いた、万能ワクチンを製作した会社だ。その効果も、非常に素晴らしく、収束へと導くことができたのだろう。この時、ワクチンは大量生産され、海外にも売り出された。この時の会社の利益は2兆円を超えたという。


「西英製薬のワクチン、今も急速な効果実験が行われているらしいです。多分、明後日には公に使えるようになるでしょうか。前もそうでしたよね。」

「たったの2週間で制作できるなんてすごいな。榎本もそう思わんか。」

「はい。しかし、前から思っていたのですが、西英製薬はコレナウイルス感染症が見つかった4日前にできた会社だそうです。そんな会社が、どこの王手企業でも作れなかったワクチンを半年で作るなんて信じませんでした。今回も2週間なんて早すぎるなと思っていて。」

「そうなんだよな。きっと、この3年間ですごい技術を手に入れたんだ。でなければ、テレビで企業秘密にしなくてもいいだろうし。政府からも信頼を得ているから、そう簡単なミスは許されないだろう。」

「それもそうですね。何より死者が出ないことを望みます。」


_________

次回  第二章 三月 駒 

3月01日 信頼     四月二十九日更新予定

主の入試に伴い、文章を書く機器がなくなってしまうため、三月編まで時間を空けさせていただきます❗️ 第一章 二月 繊細な現実 はこれにて完結。ありがとうございます。  

お楽しみに❗️


三月編にてタイトル回収予定❗️名古屋殺しの本当の意味 思考あれ〜






この物語はフィクションです。

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