名古屋殺し＿Nagoya Killing

2月11日 社会現象

コレナウイルス。これは2020年、2月に突如名古屋で発生したウイルスである。初期型ウイルスは飛沫感染による感染経路がほとんどなので、マスク着用の世の中となった。

しかし。2021年5月。思いもよらない現実が国民を驚かせた。世界中にも広がって行ったコレナウイルスは収束したと。国民は騒ぎに騒いだ。約一年のマスク地獄から解放されたのである。

しかし、問題が発生する。なんと、コレナウイルスに感染している人が次々に発見されたのである。そう、ウイルスは形を変え、血液感染として地球に帰ってきたのだ。この事実が判明したのはつい最近の2月01日である。ちょうど10日前なのだ。最近の不可解な出来事にJR東海もやむをえず新車製造という形にしたのだろう。澤部が持っているかわからないからである。

そう。二次型コレナウイルスはCPR検査で見つけることができないのである。

性感染症に感染を疑われた方の診察による血液検査でやっと判明する。

この事実を受け、ここ10日間で産婦人科に訪れる人の年齢層は大きく変わった。

10代、20代はほとんど見られず、30代以降の人がほとんどなのだ。これが何を示しているんかは、まだ判明していない。

「昨日のお茶美味しかったですね。」

榎本がデスクに目を向けながら言ってきた。

「あぁ。美味しかった。近場にあんなに良い喫茶があるとは思っていなかったよ。」

昨日2人が訪れた店。それは『喫茶POREN』客は第一型コレナ禍を終え、増えていたらしいが、まだ人気の薄い、喫茶だという。

「今度また、いきましょうか。」

「そうだな。事件が解決できたら、毎度訪れるとでもするか。」

「事件が起きてはいけないですけどね。」

榎本が苦笑する。それにつられて前田も笑う。2月中旬寒さが明けてきた時期である。今日の最高気温は13度。このぬるい暖かさが続いてほしいと思う前田であった。

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次回　2月13日　病気と人間

次回は明後日更新予定❗️

お楽しみに

この物語はフィクションです。