気持ちがあふれて

キャスト


桃園美波:ゆな

院瀬見椿:ゆずりん

百目鬼傑:葵猫


【ショッピングモール】


桃「あっいた!椿、お待たせ…って顔色わっる!大丈夫なの!?」


椿「だ、大丈夫。ちょっと汚れてないか気になって。消毒液は約束通り持ってこなかったし…」


顔色の悪い椿


桃「おぉ…!頑張ったね。それに私服も大人っぽくていい感じ…ふふふ!私の見立ては悪くなかった!色白だから結構パキッとした色が似合うと思ってたんだよね」


椿「もう、美波声デかい。美波は相変わらずモデルさんが着てそうな洋服」


桃「それ褒めてんの…?」


椿「ほらほら行くよ。ちゃんとエスコートしてくれるんでしょ」


桃「そりゃもう…!」


手を差し出す椿にその手をとる美波。


桃「まずはここ!メイクが崩れる前にプリ!!椿いつも写真撮らせてくれないから!記念に!デート記念に…い、いいでしょ?!」


きゅるるんとした瞳


椿「…JK怖…はぁ…いいけど…宇宙人みたくしないでよ…?」




桃「次はお洋服!」


桃「次はコスメ!」


桃「雑貨!!」


椿m{なんなのこの女子力の高さは…}


百「…ん、椿じゃないか」


椿「うわぁ…」


百「なんだその絶妙に嫌そうな顔は…」


椿「デート中にあんたの顔見るなんて最悪以外の何物でもないわ…」


百「はぁ?お前潔癖なのに彼氏…どこ、お前まさかとうとう仕事疲れで幻覚を…」


椿「あんたと一緒にしないで!…?美波、なんで隠れてるの…」



【ここで区切ります】



桃「あ、あはは…こ、こんにちは!!」


百「あぁ、こんにちは…えっと、姪っ子?」


椿「彼女」


百「…お前、こんなに若い子を…犯罪にならないのか?」


椿「もう、うるっさい!!早く行きなよ!?]


百「ははは、バレンタインうまくいってよかったな。椿。じゃあな、桃園さんも…」


桃「は、はい!!」


桃「ね、ねえあの人って…婚約者の…。て、てかなんで私の名前知ってるの!?」


椿「私がよく話してるからね…知らないふりしてただけ…」


椿「そういえばお目当ての物は買えたの?」


桃「え!?あ、うん!」


桃「これ…あの…ネックレス。椿に似合うの見つけて急いでお金下ろしてきた…」


椿「…これ、アクセサリーのお店の…」


椿m{あれ、ここのショッピングモールのアクセサリーって雑貨意外だと…}


桃「椿…?」


椿「美波…どこからそんな大金をっ、この小娘!!!」


美波を抱きしめる椿


桃「わぁ!!大きな声出さないで!?いや、幼馴染の顔なじみの美容室で受付とかお手伝いしてて貯めてたの…付き合い始めてからの初デート、ありがとう」


桃「…椿?……嫌だった?重かったかな私…」


椿「美波来て…お昼までには見つけるわよ…」


桃「ぇ…?」


椿「美波のネックレス!」









桃「……!!うんっ、!」




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