眠剤ODしたら別世界線に飛ばされた件 戻るにはどうすれば

@kamishibaura

第1話 プロローグ

day1

俺は直矢に眠剤を過剰摂取すると伝え 実行し眠りについた


職場であったトラブルにもう巻き込まれなくて済むと思い 実行した


ベッドに入ると意識は徐々に薄れ まどろみの中へ消えていく


目が覚めたとき 俺は 水を飲みに水道に行った 冷たく だがし 鉄分の多い水が出てきた いつも通りである コップ一杯飲んで トイレに行った 普通だ


直矢が起きて兄さんどこ?という声がした 普段なら俺が覚醒した時に一緒に目を覚ます直矢だが


あーごめんごめん トイレ行ってた と言いながらベッドに戻った


するとそこには 耳とマズルが灰色でその他水色の目玉が紫色の獣人が居た


ああ、直矢か


時計を見ると6時半 朝食に行く時間だ


直矢と一緒に外出ようとすると、?あれなんかおかしい おしりと頭部あたりに違和感を感じる 触ってみると僕も獣人だった 借家の玄関を開けた瞬間 あたりは雪景色 だが知らない場所だった


ポケットからスマホを取り出すとおばあちゃんに電話をかけた が、この電話番号は使われていませんと通知が入った 怖くなって直矢にしがみついた


ごめん こうなると思ってなかったんだ


と直矢に伝え ブーツを履いて出かけた まずは家の周りを散歩してみる お隣さんの家が集合住宅になってたり 目の前の駐車場だったところには資材置き場になってたりした


道の形もおかしい 近所の酒屋自体存在してなかったのだ

コンビニがあるか行ってみようと思ったら セイユーになってて広大な駐車場が広がっていた 反対方向 元駅があった場所に向かい 途中で親戚の家に寄ってみよう


表札は変わってない 止まってる車は一緒だ 入ってみておじいちゃんおばあちゃんじゃなかったら怖いので直矢の手を掴んで借家に帰った


ポストに一枚紙が入っていた なんだこれ


血液検査の結果 心電図の結果


自分の名前なのが少し奇妙だ


家の前に戻ってきたら 路面電車規模の鉄道が現れた 駅名 長野営業所前


そうだ 俺の架空鉄道!

お財布には前に発行してもらった特別乗車証が入ってる お寺に行ってみよう 誰かしら会えるだろう


直矢と喫煙可能車に座り タバコを吸った 塩崎西公園 塩崎西公園西 大門南 大門 長谷下 の順に終点へ向かった 乗客は獣人や人間 様々だった


直矢が ナツに会ってみようといい 直矢は自分のスマホからナツに電話をかけた


その間俺は自分の番号に発信してみた 聞こえるのは何かの機械音と呼吸音 誰かのすすり泣く声


ナツが20分たったあとに到着した その間にナツっぽい人やらいろんな人が階段を登って行った

灰色の目をした狐が現れた 竜 140円ちょうだい とせがまれた 使い道はと聞くと帰りの運賃と言った お前も特乗持ってるだろと反抗した


三人は寺へ登るべく参道を歩いて行った


あれ? 寺があった場所は広大な更地になっていた あるのは墓地入口くらいだ こんな時は親戚の安否だ


墓地


真新しく刻まれた文字があった この世界ではおじいちゃんもおばあちゃんも 借家のオーナーも存在してなかった


どうすればいいんだとふと一時間泣いた 直矢には電話の内容は既に伝えてある でも俺は生きているんだし さてこれからなにしよう


墓地の奥から黒い影が迫ってくる 俺達三人は必死に山を降りた


途中でナツが転び 俺に構わず進め と言い残して叫び声をあげた


そのまま坂を下るとつかあな駅に到着 特乗を見せて駅員室に入れてもらった


墓地には黒い影が出てくる 俺の身内もそこで連れて行かれた 明るい時間でも出るから対処が出来ないと つかあな駅の駅員が言った 俺達はひとまず つかあな線の列車で山を降りることにした


直矢にセイユーよってナツの家の前に花束でもおこうかと提案した まだ死んだとかぎった話じゃないからやめとくぞと言われた


長谷下駅 ここからどうしよう アキに事情を説明するか? それよりハルに連絡したほうがいい 二人は相思相愛だから 塩崎越南行きが来るまで駅のホームで待機


やっぱり塩崎行き乗って乗り換え乗り換えで東京戻ったほうがいいのでは? と思った


ふと 採血と心電図の検査票に病院名が書いてあったことを思い出す 厚生連 直矢にそれを伝えて二人は一本前に発車する塩崎行きに乗り込んだ


危険物持ち込み禁止の標識を見ながら俺はバケツいっぱいの灯油を想像してみた 目を瞑りながら手に力を集中させて


目を開くとそこにはポリタンクに満載の灯油が目に入った しかもここは喫煙車だ 急いで避難するか? そんなことを考える前に指パッチンしてみたらいいのではと考えしてみた 見事消え失せた


ふかふかなシートに座りながら15分 列車は塩崎駅に到着した ホーム中央にある他社線乗り換え改札を出て 篠ノ井行きに乗った 経由地は見山


直矢の携帯にナツから着信が入った ナツの涙ぐんだ声で無事だと伝えられた 影は新しいヒトを捕まえて生贄に生命力を明け渡しているようだ ここにいる人も数日前に捕まったヒトのようだ


見山経由篠ノ井行きに乗って約30分 篠ノ井駅に到着した 3両編成のようだ


駅を降りてまっすぐ道を進む 病院だ


受付に人は居ても患者が誰もいない空間がある 面会窓口に自分の名前を伝え病室に行った


そこには、、、俺が酸素マスク、いや人口呼吸器つけられて眠っていた


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