第10話 慌てて銀行へ……。

私は……警察署から帰宅すると


まず家族に、正直に全て話し

刑事さんが


《個人情報を全て変えなさい!!》

という言葉が頭の中に


残っていた。


まず区役所に連絡した。

区役所の方は、


《情報を変えるために申請書類

を書いていただいて下さいますか?!》


《えええ??!出向かなきゃ行けないんですか?!》


《はいー。そうなりますね?》


《分かりました。とりあえず

銀行にも、連絡しなきゃいけないし。》


《分かりました。危ない所から

変えていった方が良いですね!


後は、水道とか公共料金の方も

移動が、済んでからでも良いですから。》


《分かりました!!また連絡します!!》


次に、銀行へ連絡を入れる。


詐欺に巻き込まれてしまった事情を話すと……


《口座の全ての取り引きを

お止めなさいますか?!》


《えええ??!私が生きてけ無くなります!?》


《では、口座を早急に解約しに

来て下さい!!》


《分かりました。伺う時に連絡します。》


《あ、今はコロナなので……

ご来店は、予約制なんです。》


《えええ??!じゃあ、スマホ📱から予約します。》


《お速く解約なさる方が……

銀行としても、お止めする事しか出来ないモノですから。》


私は……頭を抱えた。


《分かりました。ありがとうございます。すみませんでした。》


電話を切ると、


まだ。三時🕒まで、20分ある!!!


今だ!!!新しく口座を開設

しに走った。



全く違う銀行へと、滑り込み

セーフだった。



地方銀行なのだが。

とてもありがたい。いいタイミングで……。移転してくれた!



よかった。


口座開設の為の手続きを始めた。



窓口の方は、とても親切だった。

30分近くして、


その地方銀行は、入り口という

入り口を閉めていた……。



あぁ。三時🕒過ぎちゃった。


銀行の方には、悪い事したな?



《伊藤様ーー?》


客は……私一人。


《本日の入金は、いかがなさいますか??》


私は数万円用意していた。



《では、こちらにサインと

印鑑を……お願いします。》


《カードは防犯対策の強い

カードになさいますか?》


《はい!!》


《お通帳は……ネットで管理

するものか?紙のお通帳か?

いかがなさいますか?》


ネットは、コリゴリだったので……。


《紙の通帳で……お願いします。》



窓口の女性は、テキパキと

業務をこなしていた……。



しばらく、その女性を観察

していた。


いいなぁ。ホントに綺麗なお姉さん。


銀行もサロンみたい。


ぼや~~~んとしていると……


名前を呼ばれる。

《お通帳に入金出来ました。

カードは……郵送で届きます。》


お姉さんは……入り口

(関係者の出入り口)を開けてくれて、一応終了した。



はぁはぁ。疲れた。


家に帰ると、お姉ちゃんから

メッセージが入っていた。



電話も、かかって来た。


《大丈夫!!?〇〇。》


《お姉ちゃん、ごめんなさい。》


私は……地方銀行で新しく口座を

開設した事や区役所の話を

した。


《体が心配だったから。私の

お客さんでも。偽物の警官に

やられた。とかは聞いた。


70万やられたって。

だから、簡単にカードとか個人情報を教えて、いかんよ?ね?


無事なら、良いよ。それに

いきなり代引きで……高い荷物

が届いたりする場合も、


あるからね?》



《うん。刑事さんには、

 刺されたら大変だよ。刺激しちゃダメって言われた。》


《ありがとう。お姉ちゃん》



電話を切ると、


お姉ちゃんのメッセージに

目を通した。



【地位やステータス、他人の

力で……幸せになるのではなく


自分で幸せになりましょう。


ホントの意味で、自分を大事

にね?】



ホントの意味で……??!



分からない。



お姉ちゃんは……次元の違う

話しを、良くする。



ホントの意味で……幸せかぁ。



きっと、その意味が理解出来る

様になったら、



また私は……成長出来るのかな??



やはり、家族。



お母さん、お父さん、

ごめんなさい。こんなバカで……



ごめんなさい。

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