第9話 刑事さん。

今日、タクシーを飛ばして、

警察署へ出向いた。


事情を話していると……刑事さん

を呼んで下さった。


刑事さんに証拠を見せて、


話しや、被害状況を伝えると


《まず……本人じゃないからね?

雲の上の人が……そう簡単には

返事して来ないから。


仮に、僕がGACKTさんのファン

だとしても、直接はやり取り

は……しない!》


しかも。人権侵害な発言しているね?


いけないよ?簡単に信じちゃ!


刑事さんに変わる。

証拠書類を全て公開していたら


刑事さんは、一言放った。


《ファンの気持ちを踏みにじる

偽物GACKTさんだね?

そう簡単には返事なんて来ないから。最初は……どうだったの?》


刑事さんに促されると……


私は……事の成り行きを全て

打ち明けた。



《国際ロマンス詐欺だね?》

警察署は、処理が早かった。


オフィシャルGACKTが……

凍結状態にすぐに、なっていた。



ラインのやり取りを、刑事さんは

全て写真に撮った。


真ん前で……見ていた私は、

ゆうに、100枚は超えるであろう

証拠を全て撮影していた。



ラインの個人的なやり取り。


私は……たびたび怒られた。

しかも、優しく。


個人情報は決して教えちゃダメ!!

子供じゃないからね?!

大人でしょ!?

すぐに個人情報全て変えなさい。



私は……まだ事の重大さが

分からなかった。


口座番号も、保険証も

出来れば変えた方がいい!


それこそ情報を海外に売られたら大変だよ!分かった?



と……念を押された。


情報を全て委ねると……

刑事さんは、言った。


《ジャニーズの詐欺も、あったからね?今の時代は個人情報を

絶対に教えちゃダメ!!


記録しておくから。何か

あったら連絡しますから。》



《よろしくお願いします。》


タクシーをスマホ📱から呼ぶと


モノの数分で……来てくれた。



警察署には………

迷惑かけたな?!あぁ、そういえば。


《息子さん達に話しなさい!!

必ず!!》と……念押されたな。



家に着くと……

長男に電話した。



全て話すと……


無反応と言うか、そんな都市伝説みたいな詐欺に

引っかかる人も、居るんだね?



と……。最後に長男は……


《勉強に、なったと思えば

いいんじゃない?》


と……責めたりはしなかった。



あぁ、また貯金し直しだ。

と言うよりか、私は……バカだ。



今度は……GACKTさん本人に

ダイレクトメールを送る。


《詐欺に巻き込まれてしまいました。ブログを退会処理して下さい。早急にお願いします。


頑張って下さい。さようなら。

お元気で……。》



これで、終わりかと思わなかった。


それは、個人情報を全て



変えなければ、ならないからだ。



《大変だ……。》


私は……思った。



バカだと……大変苦労する。


お姉ちゃんにも、謝った。


お姉ちゃんは……最初から、

信じていなかったのだ。




私一人が……勝手に舞い上がって

いただけ。



さてと……頑張ろう。

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