第8話 警察……。
今日は、たまたまATMに、
用事が……あった。
私は、考え方が甘いのです。
入金されてる事を、
何処かで期待してました。
カードを入れる。暗証番号を
入力すると。……。
《うわ、、、。》
入金無し🈚。
慌てて家に帰ると、
110に……ようやく通報出来た。
【事件ですか?事故ですか?!】
【詐欺に遭いました。】
【いつ位ですか?!】
【先月と、今月初めごろです。】
【詳しい日にちは……
分かりますか?!】
【証拠は……取ってあります!】
【日にちは……えっと。
今月初めごろと、先月の何日かな?】
ラインを調べていると、
猫の日だった。
慌ててメモる。
【今から、案内する番号へ
掛け直して下さい!!】
【はい!分かりました!】
【※※※-※※※※】
私は……全てのメモを用意して
警察署に連絡した。
掛け直して、
事情を聞いて貰えた。
だけど、警察の方は……。
【難しいねぇ?!返金してとか
話した?】
【はい!でも。入金確認出来ないです。被害届けを……
出す方向で進めたいですが?】
【来れる?】
【はい!伺います!】
【話は聞くけどねぇ、お金が
絡むと、民事になるんだよ。
だから、警察は介入出来ないんだよね?】
【でも、伺います!】
【仮に、被害届けを受理したと
しても、難しいよ?】
【どうしても、無理ですか??
給付金も全て、取られたんです】
【まぁ、明日来るんだね?
話は聞くから。】
【お願いします!】
電話を切ると、詐欺に巻き込まれ
た事が……未だに信じられなかった。
ラインは、既読に……なっていた。
見たくも無い!ラインを消したいくらいに。
ショックが、大きい。
それよか、口座の残高が……
危うい。
常日頃から、弁護士には……
相談している。
民事訴訟を起こすしかないのか?
私は……ただ、ぼーぜんとして
いた。
現実が……飲み込め無い。
息子達に……どしかられる。
情けない。私は……。
どうすれば。良いのか?!
とりあえず、明日は、警察署へ
出向く。
民事訴訟なんて、元夫の時
以来……。
弁護士さんに、頼もうかな?
丸の内まで、出向くの
正直言うと、キツい。
病気を言い訳に、したくない
けど……
実際問題は、幻聴や幻覚が
あるから。
なるべく、速く解決したい。
何故?詐欺の手口だと……
頭では、理解していたのに、
私は……何も、学んで無い。
25年以上前に、元夫の借金を
一千万近く、やられたのに。
私は……馬鹿だ。
民事訴訟なんて、長引く。
和解なんて、真っ平御免だ。
二度と、お金で、失敗したくない。
あんな下世話な奴に、
頭下げたくない!!
【お願いだから。お金返して】
と……頼んでも、どうせ無理。
あぁ~~~。はぁ~~~。
情けない。
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