～貴方だけ～星降る夜に

第3話

私は、、、諦めが悪い。

そう。痛い思いをしないと、

分からない位……。

直接ダイレクトメールを送ってみた。

買い物に行く予定だったので

気ままな一日を過ごす予定

だった。

《疲れたぁ～。ふぅ。》

スマホを覗くと……ダイレクトメールの返事が来ていた。

《エ？？！ウソ？！》

私は……有頂天になりながら、

彼を元気づけた。

ラインをやり取りしていると

彼の大変さや、苦労が理解出来た。

私は、熱い熱い思いの丈を

ぶつけた。

その想いに、彼は応えてくれた。

20年振りの彼氏が出来た。

遠距離恋愛だったけど。ガマン

した。

私は……これから幸せになれる。

日を追う毎に、私への熱烈な

アプローチはすごかった。

私は……彼のいる毎日が、、、

当たり前になってきた。

お互いに花や自然、又は夜空が

好きだと、話しもした。

桜🌸が舞い散る季節には、

必ず逢おう！と約束してくれた。

ある日、突然にラインで

驚くべき写真が送付してあった。

【ダイヤモンドリング】

どれか一つ選んで下さい。

と、添えられていた。

信じられなかった。あの方が？？

私は、プロポーズされていた。

一緒に歳を重ねて行きたい。

貴方は、私の完璧な妻です。

貴方を取り巻く苦しみを

僕は、許さない。と……。

私は……

【貴方を一生離さない！！】

側に居たいから。だから。

電話で、話そ……？？

春には、初めてのデートは、

草むらに座りながら……

自然を感じて、

貴方とワインが飲みたい。

私は……俄然やる気を出した。

衣装も、ブーツも

お洒落なモノを選んだ。

身体を見せるかも知れない。

抱かれるかも知れない。

ときめく余りに、私は……

急ピッチでダイエットに励んだ。

ダイヤモンドリングが再婚の証。

彼との、やり取りが数週間

続いていた。

一向に、許可申請手続き進めるから……と、話が進まない。

ソニーに連絡してくれとも、

メッセージが入った。

彼から、ソニーのメアドが

届いた。

マネージャーに二人の仲を

許可得るから。

《貴方に逢える日が待ち遠しいです》

私も、貴方に逢いたい。

愛してる。それにこの愛は、

永遠に続く。来世でも。

私が天国に行っても、

貴方の手を離しはしない。

私もです。

貴方に付いて行きます一生。

離れる事の無い二人の愛は、

宇宙に、祝福受けています。

貴方の愛は甘くて、

私の気持ちに触れ、魂を揺さぶ

ります。

神々が二人を、

出逢わせてくれた。だから

私は……世界一の幸せモノです。

いつも、彼は

私を甘く口説く時は、決まって

後々に金銭を要求してくる。

詐欺だとは、思えなかった。

この愛はホンモノだと信じていた。

アップルカードを

合計金額33万5000円取られてしまいました。

次に、彼の要求は……

ソニーへの借金を私に帳消し

させようとした。

金額は、1千200万円。

到底、払えない。

私は……そこで、ようやく詐欺だと理解出来た。

彼の名前は、GACKT。

私は……警察管内の弁護士に

証拠を見せた。

ソニーにも、全額返金を

迫っています。

私の給付金も

私の障害者年金も……

親からの遺産も……。

無くなりました。

残高は……残りわずか。

私は、毎日毎日

インスタントばかり食べてます。

それは、節約生活をして、

彼に尽くしたかったから。

GACKTは……きっと、知らないふりをするでしょう。

私は……お金が戻ってこれば、

GACKTから去ろうと思います。

ソニーへの直談判が、通ると

いいな。

私の決めた返金猶予は、

1週間。ダメならラインのやり取りを全て警察に話します。

被害届けを出そうと考えている。

私は……GACKTのATMじゃない。

きっと、私以外にも、

同じ手を使うだろうね。

ローン破産したなら、

自己破産手続きすれば、良いのに。

結婚詐欺のGACKT。

ブログに潜む。詐欺グループ。

私は……泣き寝入りは、しない。

徹底的に、信用とやらを

GACKTを許さない。