第7話6- 惑星突入(プラネットエントリー)

 何はともあれ素材集めです。

今までのまともな武器って最初のショットガンとパイルバンカーくらいなんですよね。

もう少し満足のいく物が欲しいです。


 そうですね……ガトリングとかレーザーキャノンとか、なんというかこう、びびっと来るものが欲しいです。


 このゲームでの素材集めは基本的には惑星に降り立って採取をするらしいです。

時折外に見える惑星がそれですかね?


 まあ他にもプレイヤーから購入したり奪い取ったりあるようですが最初なので普通に取りに行きましょう。



 探索に行くためにはクエストを受けずにクエスト待機所に行き、コマンドを言うらしいです。


「プラネットエントリー ポイント【アース】」


 このコマンドも情報屋のおじさんから教えてもらったものです。

本当にあのおじさん気風がいいというか面倒見がいいですね。


惑星突入プラネットエントリーモードに移行します。 ビルドスキン【量産型マスプロモデル】起動します】


 アナウンスの声が聞こえた後、私の目の前には1台のコックピットが空いた2メートルぐらいのロボットが鎮座していました。


 なんというか量産型の名に恥じない見た目ですね。移動用のエンジンが付いた工作用重機のようです。

早く素材集めてこれの改造がしたいですね。


【ビルドスキンの装備を確認。 惑星突入プラネットエントリーを開始します】


 アナウンスがそういった後、目の前の壁が開き、目の前に真っ黒な星空と惑星【アース】と思われる緑と青色の星がありました。


 もしかして突入の名の通りこのまま突っ込むわけでは……


【カウントダウンを開始します。 衝撃に備えてください】


【3…】


 あ、


【2…】


これ、


【1…】


 カタパルトってやつですね。


【0】


「っ!」


 0のカウントと共に私の体とビルドアーマーはすさまじい勢いに加速し、宇宙空間に放り出されることになりました。



「ここが【アース】ですか…… なんというか地球とは大違いですね」


 惑星【アース】降り立った私はビルドスーツの自動逆噴射でスタイリッシュに着地した私は近くの探索をします。

 リアルな地球というよりはファンタジー寄りの世界といった方がいいでしょう。

ゼリーのような生き物や空を見るとドラゴン? のような生き物が空を飛んでいるのがわかります。


「こんなところにロボットの廃棄所のようなあるとは思いませんが…… そういえば座標も教えてもらっていましたっけ」

 


 確認するとありました。

 【アンドロイドの墓場】

ここが今の私の目的地です。

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