第6話5- 元最強の友人 ミロク
さて……早速ミロクから教えてもらった情報屋とやらに行きましょうか。
どんなものでも情報を制したものが勝つのでしょう。
きっと。
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しばらく歩いていますがなんというか取り巻き多くないですかね?
情報屋に近づくにつれてどんどん増えていきますね?
何ででしょう?
そんなこんなでやっと情報屋に着くことができました。
何かに座ってますね……魔法の絨毯?
なんというかとてつもなく胡散臭いです。
「こんにちは」
「やぁやぁ! こんにちは、情報屋だよ。 あなたは……セツナさんですね、話は聞いております」
「何故私の名前を?」
「わたしゃ情報屋ですよ! 最強プレイヤーと親しげな方がいるともなればそりゃカネになりますからね!」
本当に胡散臭いですがお金だけは裏切らないという圧を感じますね。
というより問題はミロクが最強プレイヤーということですよ。
「ミロクさんが最強プレイヤー? 確かに強かったですけど……」
「初心者ならば知らなくても仕方ないでしょう。 このくらいならサービスにしておきます。 ミロクはこのアナザーコスモス内で最強でした」
でした? 過去形ってことは今は違うってことですよね?
ますますわかりません。
「このゲーム、宇宙空間に出るためにはビルドスキンと呼ばれる装備を着る必要があるんですがね、彼女の持つビルドスキン【
「彼女のプレイスキルも相まってその装備を付けた状態のミロクには【
情報屋のおじさんは目を細めて空を仰いでいます。
よっぽど大変だったんでしょうね。
もちろん他人事です。
「とまあこんなにも最強の装備なのですが大体半年前ですかね? オークションに出したんですよそんな超強い装備を。 大体1兆ビルドくらいですかね? 日本円換算1億円で売れたようです。
だからですね、最強だったというのは。 といってもプレイヤー自体もビルドスキンと比べると劣りますがなり強いのでね。 中々に名が知れ渡っているというわけです。 ほら、この通り」
おじさんが後ろを指さしたので後ろを見ると、とてつもない数の野次馬がいました。
そんな最強プレイヤーの知人だからですか……なるほど……
「ミロクについてはこの当たりです。 さて、ほかの情報は? 初心者サービスということで1つはタダでお教えしますよ!」
中々に気風がいいですね。
……いや、金の卵を産む鳥を逃さないという算段ですか。
やりますね。
「そうですね…… ロボットの廃棄場のような場所があればお願いします」
「はい! またよろしくねー」
「ありがとうございます」
なんというかとんでもない副収入がありましたがいいものが手に入りました。
私の友人があんなのとは思いませんでしたが近づけるようにせいぜい
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