第4話3- 大物っていいですよね

 ミロクと別れた後、しばらくロボットたちと戦っていうるちに事件は起きました。


「ミロクさん、弾切れになりました」


「そんなにバカスカ撃ってたら初期分なんて直ぐに終わるに決まってるでしょ! 【メカニック】だったらこいつらのドロップから作って」


「作っている間お願いします」


「任せといて!」


 早速言われた通りにあのロボットからのドロップアイテムらしいアイテム、【機械兵の残骸】を12個ほど持っていました。

 

 そんなわけで早速作ります。

スキル【高速作成 Ⅰ】があるはずですが思ったより遅いですね、まだ1だからですかね?


【ショットシェルを12個作成しました】

【スキル【高速作成】が【高速作成 Ⅱ】へ進化しました】


 どうやらたくさん作ればスキルのレベルを上げられるみたいです。

これも後で確認しましょう。


 球の補充が済んだのでミロクの方を見るとロボットを金属製の片手剣で真っ二つに両断していました。

 私が戦っていた時は気が付きませんでしたが最初に比べてロボットが多くなってますね、しかも所々に大型もいますし。


「ミロクさん、終わりました」


「お疲れ! どうする? ツーマンセルでやる?」


「よろしくお願いします」


 私とミロクは宇宙船外周の敵をどんどんと倒していきます。

 しばらくしていると敵がほとんど出てこなくなっていました。

と、思いましたが中央を見ると3から4メートルくらいの4枚羽の頭のない天使のようなものがそこに陣取っていました。

おそらくボスってやつですね。


「おぉ、しょっぱなからレアエネミ―とは中々運がいいね……ってセツナ! 特攻は流石に無謀だって!」 

 

 確かにミロクの言う通りかなり無謀でしょう。

ですがなんというか……こう、心が高鳴るのです。


 壊せ、と。


「――危なくなったら参戦するから! それと取り巻きは私がやる!」


流石ミロクです、私の意図を組んでくれたようです。 

流石私の友達ですね。


「ありがとうございます!」



 私はショットガンを構えてボスに接近します。

それと同時にミロクからの援護で取り巻きを処理してくれました。

 とりあえず弱点らしき頭を狙いたいですが……ないので胴体を狙いますがろくに効きませんね。


 カウンターとばかりに羽を動かして攻撃をしてきますがジャンプしてショットガンを撃ち、反動でそれを回避します。


「あまりに攻撃が通らなさすぎですね…… 火力不足ですかね?」


 それならこっちも相応の物を用意しなくては。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る